秋のドッペルゲンガー

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MTBツーリング 奥多摩 鋸山へ

2012/08/28(火) 22:23:33

 以前から欲しかったMTB(マウンテンバイク)を、近くの自転車ショップで即決購入したのが昨日のこと。
 価格は、約9万円と、本格的MTB車としては、最低ランク。ただ店員によると、新型で十分な性能、あなたのような背が高い人には29インチはピッタリですよ・・・などと担ぎ上げられて、うなされたように購入してしまった。
 そして、ネットで、「林道ツーリング」やら、「オフロード」などで検索して、先人の旅行記を読んで感化され、さっそく本日、その林道ツーリングを実践した。
 事前の研究やら検証は、かなりおろそか・・・。
 まあ自転車自体は、得意というか好きなのでなんとかなるだろうの軽い考えだった。
 後述するが、やはり人里離れた山道に入るのだから、それなりの下調べやら準備は絶対に必要なことだと思った。

 私の場合、東京都下に住んでいて、林道を楽しめる青梅、奥多摩エリアには自転車で約2時間弱でたどり着ける。
 ただ以前、職場のレクレーションがあった時、御嶽山までロードバイクで行ったが、そこに到着しただけで疲労困憊状態、その後の登山、復路は、もうボロボロという経験をしたことがある。
 なので、山道を走るMTBツーリングは、自転車を車に乗せて運ぶといった方法を取ることにした。
 まあ、体力が低下したことが一因でもあるが。

 参考にさせてもらったのは、40代からの山岳サイクリングというサイト。
 なかなか経験豊か、また中高年ではあるものの健脚な方とお見受けした。
 そのサイトの中で、今回、実践しようとしたのが、海沢林道・大楢峠・大岳山のコースだ。

 サイトの中では、鋸山から登り、梅沢林道を下るコースが良いと書いてあったので、そのコースを選択することにした。

 奥多摩の山は、いまだに熊が出没するとのこと。
 車で目的地に向かっている間、もし熊に出会ったらどうしよう?死んだふりをするのがいまだに王道?なのか?そういえば熊鈴ってのがあったな?どこで売ってるんだろうか?・・・などと考えながら運転。。。
 
 熊鈴は、大げさだし、そんなに山深く入れるわけもない・・・などと思うが、根が小心者なので、そうだ!奥多摩駅の売店にあるだろうと思ったところ案の定、おもちゃのような熊鈴を購入。500円だった。
 これをリュックにくくりつけ、いざ林道へ・・・。

 

 車は、氷川キャンプ場の有料駐車場に。
 1日700円だった。
 このキャンプ場は、バーベキューができるらしく、なにやら若者の大声やら、女の歓声などが聞こえてくる。
 橋の上から見ると、きれいな川がながれている場所で、泳いでいる人もいる。
 なかなか良い場所だが、奥多摩駅から近いこともあって人も多く騒々しい。

 さて鋸山は、どういったら良いのか?
 近くにあった町役場に入り、ガイドマップをもらって丁寧に説明してもらった。

 青梅街道を西進し、ほどなく左折した。
 
奥多摩1

 このツーリング、Twitterかブログのどこかにアップしようという思惑があったため、結構な枚数の写真を撮った。
 iPhoneなので、うまくピントがあっていないものもあるが。。。













 以上が、鋸山林道の登りの様子。。。
 運動不足によるオーバーウエイトがたたって、まともに自転車をこげたのは、1キロ程度。
 後は、ゼイゼイ言いながら汗びっしょりとなり自転車を押しているだけ。
 これじゃ、MTBツーリングならぬ、単なる徒歩によるハイキングだな。。。
 500メートルごとに、表示看板があるのだが、その距離を上るのにもどのくらいかかっただろうか?
 30分くらいか。。。概ね1キロごとに道路上に倒れ込むように座り休憩した。

 しかし、これも準備不足で、飲料は、途中のコンビニで買ったカテキンウォーター1本だけ。
 約7キロある行程の半分くらいで飲みきってしまい、その後は、水欲しさで苦しんだ。 

 路面は、頂上まで舗装されているので、普通の車でも概ね大丈夫。
 ただし、落石や倒木などがある可能性も。
 道中すれ違ったのは、家族連れの車が一台だけ。休日などはもう少し多いのだろうか?

 何度か、このままこの坂を下ろうか、早いところ自動販売機で、緑茶とコーラ、コーヒーを買い占めて?飲みたいなどと、弱気になりながら、さらにリュックに付けた熊鈴がうるさいなあと思いつつ、かなり無様な姿で自転車を押し続けた。
 




 やっとたどり着いた鋸山の頂上。
 駐車スペースと立派なトイレがあった。
 どうやら水洗なので、水道があるだろうと思いトイレ内を探すも、残念ながらなかった。
 この時は、水洗トイレのタンクの水でさえ飲みたい気分だった。

 鋸山頂上からは、いろいろなコースに行けるようだ。
 私は、サイトを参考にして、大楢峠・大岳山を経て海沢林道のダートコースを一気に下りて、また青梅街道に出ようと思い、自転車をかつぎ、階段となっている林道に入り込んでいった。



 この写真のように、まあ本格的な林道で、どう考えても自転車で入り込むような所ではないように感じた。
 まあ、これは私が初心者だからと思うが。。。
 時計を見ると、既に午後4時を過ぎている。
 うーんスタートも遅かったからなあ。

 素直に登ってきた道を下ろうと考え、早々にUターンをした。
 
 しかし、せっかくのMTB・・・ダートを走らなければと思い、ふと看板を見ると、「奥多摩駅方向」と書いてある。
 よし、この道を下っていこうと人がひとりだけ歩けるような、獣道のようなとこへ自転車を乗り入れた。



 写真では分かりづらいと思うが、かなりの勾配、そしてつづら折りのようになっていて、ろくに自転車に乗っていられない。
 しかも、森は鬱蒼としていて、これは熊が絶対に出るぞ・・・などとまた臆病風が。。。
 そう考えてしまうと、遠方の岩が熊に見えてしまう。

 コースも、一歩、谷川に落ちてしまえば、かなり滑落しそうだ。
 実際、このコースで谷には落ちなかったが、2回転倒してしまった。

 時々、バサバサと、鳥が飛び、妙な鳴き声をあげている。
 喉が渇いたこともわすれ、顔を引きつらせながら下りていった。
 
 このコースは、1時間弱だっただろうか?
 無事、前方に舗装路が見えて、逃げるように脱出。。。

 結局、出たところは、登ってきた鋸山林道。。。ショートカットをしただけだった。

 しかし、ちょうど清流があったため、空のヘルシアウォーターのペットボトルを握りしめて水を汲み、ゴクゴクと冷たくおいしい水を飲んだ。
 多摩川には、いろいろな場所に源流があるはずだが、ここもそのひとつ。
 本当においしかった。今度は車で来て、大きなタンクにでも汲んでみようか。
 


 後は下るだけ。
 前後のブレーキをかなり強めにかけないと猛スピードが出てしまうが、やはり気持ちが良い。
 下りながら、よくこんな道を登ってきたもんだと我ながら感心した。

 車を停めた駐車場には、午後6時前に到着。
 バーベキューの客もほぼ帰り支度をしていた。

 帰路、塩分が失われたのか、無性にラーメンが食べたくなった。
 それもなぜか味噌ラーメン。。。

 国道沿いにあるチェーン店で味噌ラーメン大盛り、餃子を食べた。
 まあ、このラーメンも撮影すれば本物のブロガーなんだろうが、どうも店の中でそういうことをやるのは気が引ける。
 ポットの水をほぼ空にして、腹の中を麺と水と味噌で満タンにし大満足

 家に着いたのが午後8時ちょっとまえだった。
 風呂に入ると、痛くもないのに右膝の上に大きな擦過傷を発見した。

 初めてのMTBツーリングは、なにやら失敗だったかもしれないが、まあ面白い経験だった。
 もう少し、山のこと、そして熊のこと!を研究して、再度チャレンジしてみよう。




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致死依頼~後編

2011/09/01(木) 21:15:47

猫をもらった2日後、やっと休むことができた。
しかも珍しく2連休。。。といっても、この猫を新潟まで運ぶためにごり押しで休みを取ったというのが真実だが。

この猫は、私が帰宅すると喉をゴロゴロと鳴らし必ずご挨拶にやってきる。
そんなところがなかなかかわいいものだ。

そういえば、あのやぶにらみの事務員が、「この猫はメスですけど、とても人なつっこくでやんちゃですよ」って言っていた。

猫は、相変わらず私の顔をじっと見つめる。
『私をこれからどうするの?』と不安がっているようにも思えるが、それは人間の勝手な考えだろう。

またこの猫と一緒に寝て、そして明日には新潟だな。
おいお前、新潟の夫婦は相当な猫好きだから、その期待に応えてやるんだぞ。
お前だったら大丈夫そうだけどな。
しかも3匹の大先輩がいるから仲良くするんだぞ。。。

今度は私が先にベッドに入ると、トボトボと歩いてまた私の背中に寄り添ってきた。
うーん、俺は寝相が悪いから、つぶさないように機を付かなければ。

翌朝、まずは実家に向けて出発
車が怖いらしく、カゴから前足を伸ばし出してくれと鳴いている。
もう少しだから我慢しろよ。
隙間から指を入れて首をなぜてやると少しは落ち着くのだが、ずっと片手運転はできない。

実家には、約1時間半で着くのだが、最後は疲れたのかぐっすりと眠っている。

おい着いたぞ。起きろ。

私はそう言ってカゴを持ち実家に入っていった。

私の母は、どうやら私、いや、この猫を待ち構えていたようで、玄関に立っていた。

「本当に連れてきたのかい」

リビングで猫をカゴから出した。
猫はキョロキョロとした後、私のマンションよりもずっと広い家の中を、おびえながら歩き回っている。
そして時々、私や母のところに来ては愛想を振りまいている。

写真(3)

さてこれから新潟までロングドライブだ。
猫がいるからゆっくり走るので5時間はかかるだろうか?

すると母は、猫を抱いてリンタの写真が飾っている戸棚に行き、
「あんた、うちの猫になりなさい。分かったの!ほらリンタに許してもらいなさい」
「私が新潟に断ってやるからね」
と、猫をリンタの写真に近づけ、なにやら猫に言い聞かせているのだが自分に言い聞かせているのだか。。。

おいおい、ちょっと強引じゃないかい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな訳で、この猫は実家で飼われることになりました。
今は、すっかり大きくなって、約2倍程度になり、縞模様もくっきりと出てきました。
また、メスだと思っていましたが、病院に連れて行ったところオスであることが判明。。。

家中を走り回り、私とかくれんぼをするのが大好きのようです。
人なつっこさは相当なもので、近所の飼い犬が来てもすぐにじゃれついたりしています。
メスのリンタとは、やはり違う面があるようです。

実家もこの猫を中心とした生活となりました。
リンタが死んでから、間がないので新しく猫を飼うのもどうかと思いましたが、私には、この出来事のタイミングを考えるとリンタが新しい猫を授けてくれたように思っていますが。。。でも、やはりこれは人間の勝手な考えでしょう。

この猫の名前は、私が命名して、単純ですが呼びやすいのがいいと思い、アメリカンショートヘアもどきなので、「カン」と名付けましたが、すでに「カンタ」と呼ばれていますが、家族全員、時々、「リンタ」と間違えて呼んでしまいます。

http://www.youtube.com/watch?v=Qu47q3Kbsv8
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致死依頼~前編

2011/08/31(水) 18:40:36

「今日か明日にでも致死依頼をしなければいけません」
落とし物係の事務職員は、ヤブニラミの眼をめがね越しに光らせて私に言った。
いや、この人は、けっして悪い人ではないし、おそらくこの迷い猫の命を私に託したいのだろう。

写真(2)

 しかし、実家で飼っていたリンタが死んでから、まだ2週間程度だ。
 死んだらまた新しい生き物を飼うってのもどうかと思う。
 
「致死依頼って、どういうことですか?」
「あ、猫の場合はですね。愛護センターに一定期間預けておくということができないのですよ。なので殺してもらうことを頼むってことですね」

このやぶにらみの男は、なかなかズバリと話すものだ。
やぶにらみのせいで男の左目としか私の眼を合わせられない。
その男は、『さあ、どうする。今日にでも殺すからな』と私に言っているようだ。
そう、ある意味脅迫だろう。

私は、しばらく考えていた。
・・・どうしようか。ペット禁止のマンションだがなんとかばれないように飼ってやろうか。もし駄目だったら自分のブログにでも里親募集の記事を書けば、誰かもらってくれるかもしれない。本州に住んでいる人だったら遠くても送り届けよう。どうやらこの猫、ちょっとミックスかもしれないがアメリカンショートヘアみたいだし欲しいって人はいるはずだ・・・

私は、男の左目をにらみつけ、「分かりました。もらいます」と言うと、一瞬男のやぶにらみだったはずの両目が私の方を向き、
「そうですか。それは良かったありがとうございます。それではこちらに来てください」と言い、私は事務室に通された。

そこで、私は、なにやら3ヶ月以内に飼い主が現れた場合は返納しますだとか、飼育に要した費用は折半等で決めるなどと書かれた書類に署名押印をさせられた。

そして私は、汚い箱をもらい途中で猫砂と缶詰を買い車でマンションまでこの猫を運んだ。
室内に入れると、猫は部屋中を冒険して歩き、時々私のそばに来ては、不思議そうに顔を見上げている。

その日は、これからどうしようかと思い夜更かししていたが、猫は、勝手に私のベッドに上がりのどをゴロゴロさせて寝てしまった。

この一件を知らせた実家から電話があり、「あんた、どうするのよ。面倒見切れるのかい?リンタが死んだばかりでしょ!新潟がうちに持ってきなさいって言っているよ。もう3匹も4匹も同じだからって言ってるから」

新潟というのは私の姉のことで、猫好き夫婦で現在3匹を飼っている。
リンタもここで生まれた仔だった。

そうか仕方がないな。
休みが近いので、まずは実家に寄ってから、母を連れ、そしてこの猫を連れて新潟までロングドライブだ。

おまえ良かったな。命拾いをした上、猫好き夫婦にかわいがってもらえるぞ。。。
そういえばまだこの猫の名前を決めていないが、それは新潟の姉にまかすことにしよう。

私は、猫をよけるようにして布団に潜り込むと、猫はのどをゴロゴロさせて私の背中に身を寄せてきた。
うーん、暑苦しいが我慢しよう。
それにしても人なつっこい猫だ。

おい良かったな殺されなくてよ。
おまえ、俺は命の恩人だぞ。 
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夢・・・Thank you Rinta!

2011/06/23(木) 22:17:43

歳を取るごとに記憶は曖昧となっていくような気がしている。
・・・が、それに反して私が夜見る夢の記憶は鮮明になっていくようだ。

これは先日見た夢のお話

なぜか我が家には地下に大きな部屋がある。
そこに生まれたばかりの子猫が迷い込んできた。
どうしようか。。。
うちには、リンタがいるし、もしかしたらリンタが子猫をいじめてしまうかもしれない。
猫にもなわばり意識がきっとあるはずだし、リンタは生まれてまもなく我が家に引き取られてきて、ずっとずっと・・・そう15年も人間だけと暮らしている猫なのだし。。。

あと1ヶ月でリンタ♀は16歳だ。

かわいそうなことだったかもしれないが、リンタは生後まもなく避妊手術をしている。
なので、子猫を見ても、なわばりを荒らす敵としかみないのではないか?

子猫は、まだ目もろくに開いていないようでヨチヨチと床の上をはいずり回っている。
どうしようか?うちにはリンタがいるし、もうこの子猫を育てることはできない。
どこかに捨ててこなければいけないのか?それとも誰かもらってくれる人を捜してみようか?

リンタは、遠巻きにしてその子猫をじっと見ている。
いつものように太い尻尾をぴょんと上にあげて、そろりそろりとその子猫に近づいていった。
どうしようか。。。もし子猫をかじりでもしたらすぐに止めないと。。。

子猫の目の前にリンタは近づいていった。
すると、リンタは突然ごろっと寝ころんでお腹を子猫に向けた。
そして愛おしそうにその子猫をなめながら、お乳を与えている。。。いやお乳など出るのだろうか。
やはりリンタ、お前は美人なメス猫だったんだね。

その子猫は、とてもおいしそうにリンタのお乳を飲んでいる。
リンタ、お前も今日からお母さんになるんだな。
その子猫はお前の子供なんだから、うちでお前と一緒に大事に育てていくことにするよ。

私は、初めて見るリンタのそんな姿を遠巻きに見て、涙を流していた。

写真(1)

リンタは、6月11日の午前6時2分に死にました。
愛犬のアレンと同じように、母の手の中で眠るように逝ってしまったとのことです。

あと1ヶ月でリンタ♀は16歳となるはずでした。

悔いの残らないように、腹水を抜いたり栄養剤をうったりとできる限りのことはしましたが、やはり食事ができないのが致命的でした。
どうやら死期が近いことを分かっていたらしく、なるべく家族から遠ざかるようにしていました。
ですが、ふと気づくと枕元にいたり、上れないはずの階段を使って最後のご挨拶に来たりしました。
そのほかの時は、普段はけっして上がらない和室の床の間の上で寝続けていました。

リンタとの思い出はたくさんあります。
最近は、思い出ばかりが増えてきたような気がしていますし、これからあらたな思い出をつくることは難しいのかな・・・などとリンタの死を前にしてちょっと厭世的になってしまっています。

リンタは、愛犬アレンの隣に埋葬しました。
リンタもアレンも優しくて、やんちゃな子たちでしたから仲良くしてくれるはずです。

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ヴァーチャル旅日記~計画編

2010/01/28(木) 22:04:30

出勤途中、街を歩いているとき、仕事中にトイレに行ったとき、まあ書き出すとキリがないからやめとくが、気力やら体力そして想像力っていうようなものがだんだんと失われていくような気がしてならない。
そんなときに、かっこよく書けば、過去の楽しい記憶やら逆に苦しかった記憶がフラッシュバックのように頭に浮かんでくる。
時々、トイレで小便をしながら、過去の思い出を反芻しながら薄ら笑いを浮かべていたりするから、相当薄気味悪いだろうと我ながら思う。

そんなこんなで、そろそろかなと考えるようなった。
ただ、なにがそろそろなのか、自分でもよく分からないが、とりあえず、体が動き、さらに脳細胞もある程度動くうちに行動することにした。

なにをするのかと、貧弱な想像力で考えた結果は、
まず仕事を辞める
旅をする

・・・この程度のことだ。

この程度と言っても、永年勤めた仕事をやめるってのも、かなり大胆なことだが、まずは、仕事を辞めなければいけない・・・といったことが一番始めに思い浮かんでしまう。
とにかく仕事を辞めてから、考えようといった、現実逃避的、自己破綻的というかなんというか、俺の場合は、どうしてもそこがスタート地点となってしまう。

仕事を辞めるということは収入が途絶えるということ。。。
じゃあ、どうしようかというと、これはまだまだ実績もないのにFXで稼いでいこうと甘い考えを持っている。
今のところ、FXで負けることは考えていないというか、考えてしまったら俺の計画は、文字通り計画倒れとなってしまいストップしてしまう。
また、今までの預金やら、退職金やらで、とりあえず数年は生きていける蓄えがある。
それも底つきたら、どうするのか?ってことも今は考えないことにする。
こう書いていくと、この計画段階で既に破綻しているようなきもするが、それは気のせいだということにしておこう^^;

さて、次に旅をする・・・だが、これは、もう自転車しかない。
車やらバイクも考えたが、とにかく自力で日本一周をしてみたい。
この夢は、学生時代から抱いていたものだが、まったく実現できていないし、年齢のことなんかを考えると、そろそろリミットにさしかかってしまっている。
そういえば、バイクで日本一周だとか、歩いて日本一周っていうテーマの旅行記があるけど、そういった本は貪るように読んだものだ。
あまり知っている人はいないかもしらないが、賀曽利隆さんというライダーの本はとても気に入っていて、入手困難な本は、国会図書館に通って読み込んだものだ。

おおざっぱな計画だが。。。
ブックPCを持って、FXのほうはロボットにがんばってもらおう。
なので今は、極力リスクを減らす設定を試しているところだ。
1日の食事代、あるいは宿代程度を稼げれば御の字だろう。

一日走れるのは、おそらく平均すると50キロから100キロくらいだろうか?
若い頃のように野宿もできないし、小型テントなんかも意外と張る場所に困ったりする。
なので、民宿やら、ビジネスホテル、あるいはそんな宿がなければ、ラブホテルにでも事情を話して泊まろうと思っている。

あ、そういえば旅の目的だが・・・特にない(爆)
強いて言えば、スローペースで旅をして、なんやかんやいろいろと考えてみたいと思っている。
そのうち、仏陀のように悟ることでもできないものだろうか?

また、全国に推定50人くらいいるネット仲間と会ってみようかと思っている。
一般ブログやらFXブログで知り合った方と合うのも楽しいかもしれない。
ただ相手がいやがらなければだけどね。
その様子や旅の様子をデジカメにでも撮って、「日本一周FX自動売買旅日記(仮題)」などという、いいかげんなブログでも始めれば人気が出るのではないのか?・・・とひとりで勝手に想像している。。。
さらに、ごくさりげなく、そのブログでアフィリエイトでもやれば、儲かるのではないか?・・・などと、こういったところだけは妙に具体的なので自分でも笑える。

まあ、余計なことも書いたけど、最近は、リミットという言葉がよく頭に浮かんでくる。
リミットというとFXでは利益確定ポイントといった意味だと思うが、俺の人生の中で、なにも確定できたものはないんじゃないかと感じている。
そんな状態だから、いつも俺の人生は含み損状態であって、いつの日か、DDを食らってストップロス・・・こんなイメージを持っている。
まあ、相当へんなたとえになってしまったけどね。。。

さて出発は、いつ頃にしようか?
まだまだ寒くて、とても出発しようという気にはなれない。
もう少し暖かくなり桜が咲く頃に、夏への近道をするように南に向かおう、
そして冬に出会わないように北へ向かい、冬が来る目前、つまり秋には東京に帰ってこようかと漠然と考えている。

ただ、できれば、東京に帰ることなく、この旅を終わらせる・・・つまり、どこかでのたれ死ぬか、どこかの田舎でひっそりと暮らしていく・・・このふたつの結果で旅が終わってしまえば素晴らしいなと考えている。
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Eternal Quest

2010/01/01(金) 00:00:00

Eternal Quest第1話~第12話はこちらをクリックしてください! 

他の創作小説(ほとんど短編です)はこちらをクリック!

  現実が目の前にあった。
  今まで現実から逃げてばかりいた。
  逃げられない現実からも逃げ続けていた。
  逃げる……これが人生のキーワードだった。

  逃げていても何とかやっていけた。
  少なくとも生きていくことはできた。
  だからこそサラリーマンだった俺は逃げ続けていた。
  逃げ方も狡猾さを増していき、注意深く人間観察でもされなければ俺の狡さは誰にも見抜けなかっただろう。
 そんな生活に満足していた自分がいた。

 ヌー渓谷を目前にしてそんなことを考えていた。
 隊列を離れ、ひとり荒涼たる岩壁に立っていた。
 なんていう光景なんだ。
 自然が死に絶えた大地。
 命あるのもを哄笑するかのように冷たい風が吹き荒れている。
 
 日は暮れて、砂塵が俺の体にあたっては跳ね返る。
 EQの紋章が描かれた深紅のマントが風になびいている。
 右手には、勇者だけが持つことを許されるブラッドソード。
 左手には……
 サラリーマン時代に使っていたトランクを握っていた。
 なぜだろう。
 現実と非現実の狭間にいるのだろうか。
 そもそも俺にとっての現実とは……

 トランクの中には、契約書類、事業案内、営業報告書など、まさしく営業職のサラリーマンが必要とする書類が入っていた。
 俺は、トランクを開き、荒涼とした大地に吹く風に書類を乗せ捨て去った。
 現実の残滓が風にはためき、遙か遠くへ消えていった。
 
 
 目の前の現実からは逃げることができない。
 現実を迎え入れる、いや俺自身が現実を創っていくんだ。
 そう、俺こそが現実なのだ。

 さっそく現実ってやつが目の前に現れた。
 巨大な六角獣シザーズの異形が岩陰から姿を見せた。
 牙をむき、おぞましい咆哮をあげている。
 左手のトランクは盾の代わりになってくれるだろう。
 トランクの蓋を閉めシザーズに向かっていった。

 この世界での現実は俺が創るのだ。
 その現実から、けっしてお前を逃がしやしない。

 既に俺はシザーズの死臭を嗅ぎ取っていた。 

 
 Illustrated by 煮炊王 

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【注釈】初めての方は、いきなりトップページにこんなお話があって「なんなんだろう?」と思われるはずです。そこでちょっと余計な注釈を…これは以前gooブログで連載していたもので一応ヒロイックファンタジー!を目指しています。筋書きは決まっています。簡単に書くと、駄目サラリーマンが、パソコンゲームの世界に入り込んでしまってそこで活躍し王女を助ける…そして…っていう単純なものです。
既に完結しています。
なお、このイラストはgooで交流があった方に書いていただいたものです。自分の作品よりもこちらのイラストを気に入ってます。【余計な注釈おわり】
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消さないブックマーク・消せないブックマーク

2009/12/26(土) 00:12:29

ブログが急速にはやりだし、そのおもしろさに取り付かれ、熱中したのがもう4年前だったか、5年前だったか。
そのころのことが、今やもう、とて懐かしく感じられるから私も歳をとったものだ。
時々、思い出したようにこのブログや、もう一つ前のブログなどを読んだりすると、我ながらその一生懸命さ、そして自分の文章ではないのでは・・・などと思えて変な表現だが興味深い。

いまだに、私のfirefoxには、「ブログの仲間たち」なるブックマークがある。
株式のブログをやったころに交流があったかた、一般ブログに切り替えてから知り合った方・・・リンク切れとなっていたり、更新が数年なかったり、消えていたり・・・まあ、いろいろあるけど、その痕跡を尋ねたりするだけで一瞬のうちにその当時のことを思い出せる。
そんなこんなで、このブックマークは消さない・・・いや消せないものとなっている。

3年前にストップしている、あるブログにコメントを入れてみた。
私が今まで書いたコメントの中でも一番最高でイカした内容だと思う。
なんたって心を込めて書いたのだから。。。
だけど、もちろんなんの反応もなく、私のコメントは無視され続けていて返答は、大げさだけど私の生きている間には読むことができないと思う。

というよりもできれば私のコメントに気づくことなく、そのまま無視され続けたいという気持ちの方が大きい。
うまく説明できないが、新たなことが始まって欲しくもなく、良い思い出はそのままであって欲しいから。

そういえば、もう今年も終わり。
お元気でしょうか?
merryXmas to you.
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夫婦の証拠

2009/04/19(日) 22:15:13

※ これは私が書いている金儲けブログ(FX 為替証拠金取引)に書いた小話です。
なのでFXのことを知らなければあまり面白くないかもしれません。
あまりにもこのブログが放置状態ですので転載してみます。。。

========================
【夫婦の証拠】

「なあお前、今度俺さあエフエックスをやろうと思ってさ」
「いやねえ、なに言ってんのよ。私たち毎晩やっているじゃないの」
「・・・えっ?もしかしてお前はもう俺に内緒で始めているのか?最近は主婦がダンナに隠れてこっそりやっているらしいからな」
「始めるもなにも、普通はひとりじゃできないでしょ・・・それに愛が必要でしょ。愛の無いセッ○スを私は受け入れることができないのよ」
「・・・・・・・・・あのなあ、俺が始めたいのはエフエックスでセッ○スじゃないって!」

「あら、ごめんなさい!聞き間違えたわ。。。私もなんで毎晩やっていることをわざわざ宣言するのかしらなんて思っていたのよ・・・ところでそのエフエックスってどんなスポーツなの、危なくないの?」
「えーっとね。エフエックスってのは為替証拠金取引つまり投資の一種なんだよ。たとえばニュースなんかで今日のドル円相場は105円で50銭の円高です・・・なんてやっているだろう」
「ああそれなら知ってるわ。でも為替をやるのに何か証拠が必要なの?アリバイとかだったら私が協力するわよ」
「いやいや、俺は犯罪をするわけじゃないし。。。たとえば10万円を証拠金としてその10倍だとか100倍だとかの取引ができるんだよ」
「あら凄い。それじゃ証拠さえあれば身分不相応なことができるってことなのね!」
「うーん、表現に問題があるけど、まあそういったことだ」
「でもドルって昔っから360円じゃないの。最近はドルが安売りしているのかしら。それだったら今の内にたくさん買っておいたほうが絶対に得よね。私もドルが欲しいわ」
「お前、相当経済音痴だな。その360円ってのは遙か昔の話だよ。今は固定じゃなくて、その国の力だとか経済状況によって為替レートってのが変動していくんだよ」
「あら、そんな難しいことを予想して儲けようとしているの?それじゃあアメリカと日本じゃ絶対にアメリカ人の方が大きいし、ステーキなんかも毎日食べているから、あなたドルを買いまくるべきよ!」
「・・・まあそう簡単なもんじゃないんだけどね。お前の言ってることも一理あるかもしれないな」

「でもあなた、いつも月末には煙草代もないって私に泣きついてくるくせに、そんな証拠にするようなお金がどこにあるのよ!」
「「いや、それは・・・ちょっと10万円くらいを出してくれないかな。。。」
「なに言っているのよ。そんな大金どこにあるってのよ。まだ車のローンも残っているし。そんな余裕なんてないわよ!」
「そう言わずにお願いだよ。じゃあその半分の5万円でいいからさ」
「あなた5万円を証拠にして、その証拠を増やすことができるの?」
「うーん、それは何とも言えないんだけどさ。デモトレードってのがあってね、これは現実のお金じゃなくて仮想のお金でトレードするんだけど、俺はある人のブログで覚えた方法で100万円が倍の200万円に増やせたんだよ」
「。。。あなたまた騙されているんじゃないの?この前もお腹に付けるだけで痩せるっていうブルブルマシーンを薦められて買ったくせに腹痛になって苦しんでたじゃないの」
「ああ、あれは俺に合わなかったんだよ。とにかくエフエックスってのはそんな怪しいものじゃなくて、ちゃんとした資産運用なんだよ。だから頼む、5万円でいいからなんとかしてくれ」

「やれやれ、あなたは一回思いこむと絶対あきらめないからしょうがないわね。じゃあ、そのエフエックスをやるために私が増やした証拠金から5万円を出すことにしましょう」
「やったー、ありがとう、やっぱり俺が愛した女だよ、お前は・・・ん?私が増やした証拠金ってなんのことだ?」
「とにかく、最近は、ドルが弱くなっているし、中東の原油取引なんかでもドルからユーロにシフトしていくようなのよ。それとサブプライム問題が収束するのはまだ数年かかると私は読んでいるの。ユーロに対して強気でいいかもしれないわね。それとスイスフランなんかは日本円よりも安定感があるかしら。5万円からだと千通貨単位で最初のうちはレバ10倍以内に抑えるべきね」

「ちょ、ちょっとお前・・・もしかして・・・」
「もう、変な詮索はしないの!とにかく証拠を増やしてちょうだいね。それよりも5万円をあげる代わりに今夜の夫婦の証拠も忘れないでね!」

(おしまい)
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リンタは元気です

2008/12/11(木) 21:57:11

 久しぶりに身辺雑記など・・・。

 「リンタは元気です」
 これは実家で飼っている愛猫リンのことです。
 
 今年の夏、私は母に楽々ホンなる携帯電話を買ってあげました。
 これは文字が大きかったり、操作系統がシンプル化されていて、高齢者には人気があるようです。
 
 それでも母にとっては操作が難しいので、私は、「リンタの写真を撮って私にメールをしろ」、「私のメールに返信しろ」・・・だとかの練習問題を出して特訓をしました!
 その甲斐があってか、最近は、ずいぶんと慣れてきたようです。

 ただし、いつもメールの件名は、「リンタは元気です」・・・と定型になってしまっています。

 そのリンタは、既に13歳・・・以前飼っていた愛犬の寿命を上回っています。
 ただ今でも、若々しく、じゃれてばかりいるので、まだまだ長生きしてくれるはずです。

 「リンタは元気です」・・・この件名で始まるメールが永遠に続いて欲しいと思っています。
 最近は、なにかが終わってしまう・・・こんなことをとても怖く感じています。
 でも始まりがあれば終わりがある・・・これは当然なことなのですが。

 そういった当然なことを沢山経験しすぎた気がしています。
 そして、その想い出を反芻している毎日です。

 追記 ほったらかしにしていた小説・・・頭の中では完成しているのですが、なかなか書けないでいます。
 なんとか年末の休みにでも書ければいいのですが。。。
 
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It makes no difference~それほど違いがあるわけじゃないのさ

2008/10/12(日) 22:58:01


【The Band "It makes no diffrence "】・・・誤訳

気にする必要なんてないのさ
俺が戻ったとしてもそれほど違いがあるわけでもないのだし
俺はまだお前を忘れることはできないし、その炎はまだ燃えている

それほど違いがあるわけじゃない
夜と昼の違いだってそうさ
だけどおまえの影は消えそうにもない
It makes no diffrence

太陽は、もう輝くことがない
雨が俺の心のドアをノックしている
そして雲が低くかかっている

愛情なんてものは既にないのさ
愛情は真実が語られる前に死んでしまった

俺が遠くに行ったとしても
それほど違いがあるわけじゃない
それはずっとある心の傷のように気づかないものさ
俺は袋小路で顔を合わす群衆のようなもので
たいした違いがあるわけじゃないのさ

太陽はもう輝くことがない
そして雨が俺の心のドアをノックしている

ここにたくさんの古いラブレターがある
だけどもう捨ててしまおう
なぜなら相場師は、「読め、そして泣け」というからだ
そして夜明けが俺を助けることはもうないはずだ

お前の愛がなければ俺には何も残らない
それは寂しい秋のように空っぽの劇場のようだ
お前が去ってからは戦いから身を引いた
荒れ狂う雄牛が壁を叩く

太陽はもう輝くことがない
そして雨が俺の心のドアをノックしている

そうさ、俺はお前をとても愛している
俺にできることと言えばそれだけさ
お前に話しかけることをがまんさえできれば
以前のように俺は孤独を感じなかったはずだ

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北東の大地、逃亡の西

2008/09/26(金) 21:34:21

北東の大地、逃亡の西〔ハヤカワ・ミステリ1806〕 (ハヤカワ・ミステリ 1806)北東の大地、逃亡の西〔ハヤカワ・ミステリ1806〕 (ハヤカワ・ミステリ 1806)
(2007/11/08)
スコット・ウォルヴン

商品詳細を見る


 ハヤカワポケットミステリ・・・ポケミスの愛称でかなり昔から出版されている。
 新書版というサイズなのだろうか、ビニールカバーが付いている。
これはアメリカの、いわゆるペーパーバックという体裁をまねたものらしく、なかなか雰囲気があるものだ。

・・・・・・・・・・・・

 私が通っていた大学には、ひとりだけ中年の女性がいた。
 歳は、おそらく30代だったろうか?
 18、19の集団の中では目立った存在だった。
 どういった理由で、その女性が大学に入ったのかはわからない。
 というよりも、その頃の私は、そんな女性にまったく興味がなく、「なんだ変なおばさんだな」・・・程度にしか思っていなかった。
 髪が長く、たしか銀縁の眼鏡をかけていたと思う。
 美人と言える容貌だったが、なにか寂しげな表情だった印象がある。

 彼女は、いつも教室の最前列で講義を受けていた。
 なるべく後ろの目立たない席で居眠りをしていた私とは大違いである。

 彼女には、どうやら親しい友人がいないらしく、休み時間などはひとりで本を読んでいた。
 本のタイトルは分からなかったが、ハヤカワのポケミスをいつも読んでいた。
 今でもそうだが普通は文庫本あたりを読んでいるのだが、この女性はいつもポケミスだった。
 その姿が、なにか格好が良いなどと思っていた。

 時々、キャンパスのベンチで見かけたり、あるいは食堂で見かけたりもしたが、きまってひとりでポケミスを読んでいた。

 その女性をよく見かけたのは2年生までだった。
 もしかしたら夜間の学生が昼間の授業を受けに来ているのかもしれなかった。
 あるいはやめてしまったのだろうか?

 その頃の私は、別にそんなことを気にしもしなかったが、もう何年も経った今、彼女はどうしたのだろうかと考えることがある。
 なにか彼女に話しかけてみれば良かった・・・
 たとえば、「ミステリが好きなのですか?」・・・などと。
 彼女は私になんと答えただろうか?
 もしかしたら友達になれていたかもしれない。

 前置きがすっかり長くなってしまったが、そんなことをちらっと思いだし新宿紀伊国屋でこの本を買ってみた。
 著者のことも知らないし、内容も知らなかった。
 アマゾンの画像にはなかったが、帯にあった荒野と青空のコントラストが目立つ写真に惹かれた。
 また帯には、「刑務所、喧嘩、犯罪、麻薬、負け犬」とも書かれていた。
 
 アメリカのことなど全く知らないのだが、感じたのは望郷、郷愁といったところだろうか。
 ちなみのこの言葉の正確な意味など知らないのだが。
 まず男が描かれている。
 それも行き場のない男達。。。

 刑務所の中の男、死体を埋める男、裏切られた男、行き場のない男、働く男、殴る男、殴られる男

 説明的なところはなく淡々と情景が描写されていく。
 全てが乾いている
 英語で、「Solid」という単語が頭に浮かんできた。
 ちなみに私はこの単語の正確な意味もよく知らない。

 久しぶりに乾いた文体の小説を読めたことが嬉しかった。
 
 そういえば大学の彼女も本当にいたのかどうか怪しくなってきた。
 なにやら私の妄想なのではないかとも思えてきた。
 妄想だろうがなんだろうがこういった本に出会えたのは彼女のおかげだ。

 閑話休題

 この本を読んでいて私の頭の中では、カナダ出身の「The Band」というアメリカンロックバンドの曲が流れていた。
 大好きなバンドだ。
 
 その中でも一番好きな曲を見つけたのでこのブログに置いておくことにしよう。

 
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同窓会 前編

2008/09/14(日) 23:31:51

 毎年毎年、夏の気配が徐々に消えていく頃に1枚の葉書が届く。
 よくもまあ、これだけ律儀なものだ。
 
 文面も律儀に毎年同じなのが笑える。
 「弥生中学校 同窓会のお知らせ さて私たち北の大地で生まれ育ち、そして何かの縁で同じ学舎から巣立って行きました。卒業後20年という節目を迎えおたがいに身辺の変化も数々あり、話題もつきぬことと存じます……。」

 卒業後の年数だけが毎年違うだけだ。しかも、12年だろうが、18年だろうがいつでも「節目」って書いているのが笑える。
 ちょっとは文面を変えればいいのだが、まあ真面目で堅物だった俺の親友の田中が幹事なのだから仕方がないだろう。
 その葉書の余白に、金釘調の細かい文字でこう書かれていた。

 「おい、佐々木。おまえ今年こそ出席するんだろうな。おまえは一応学級委員だったんだろ。もう20年になるがおまえだけが出席していないんだからな。今年出席しなかったらどうなるかわかっているか?せいぜい、夜道には気をつけるんだな、これは脅しだからな」

 いやはや物騒なことだ。

 俺が同窓会に出ないのは特に理由がない。
 旧友に会って、おまえ変わったな、今何している……なんてことはくだらないことだと思っている。
 もちろん仕事が忙しいということと、故郷から遠く離れたところで生活しているといったこともある。
 まあ、いろいろ理由があるが、面倒くさいってことが端的には一番の理由だ。

 中学校の想い出……。
 
 そう俺は学級委員だった。
 なりたくもないのに、親友の田中に強引に推薦されてなってしまった。
 学級委員といっても、まったく品行方正な生徒なんかじゃなくて、どちらかというと率先して無茶をやらかし先生から大目玉をくらうようなことがしょっちゅうだった。
 理不尽なことがあれば、単身職員室に乗り込んでいって先生に文句を言ったり、それでもダメなら校長室にも乗り込んでいったことがあった。
 当時の校長は大したもんで、「学校の方針を変えるのはおまえくらいなもんだよ」などと感心されたこともあった。

 どちらかというと学級委員の特権みたいなものを利用して、学生運動まがいなことをやっていたのだから本当にませたクソガキだった。

 だから想い出がないわけではない。
 いや想い出が多すぎるだ。

 俺にとっては、忘れられない、そして大切にしておきたい想い出だった。
 同窓会に出て、その想い出が壊れてしまうのが怖いだけなのかもしれない。

 だからこそ俺は同窓会に出席しない、いや、できないのかもしれない。

 しかし、田中が言うように今年は卒業後20年……確かに節目ではある。
 そして俺の想い出など、実は大したもんじゃない。
 旧友と会って、その「大事な想い出」やらをああでもないこうでもないと反芻するのもいいことだろう。

 そんな身勝手なことを考えて俺は20年ぶりに同窓会に出席することにした。

前編了 つづく 
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I miss you very much

2008/07/28(月) 21:42:21

 大好きなフォークソングを聴きながら書いています
 懐かしい曲は懐かしい時に私を連れて行ってくれるから好きです
 
 返信遅れていて申し訳ありません
 言葉がまとまらなかったり、言葉を忘れていたり
 いいわけはいくらでも書けますね

 暑いですね・・・こんな書き出しで始めればそれなりのことが書けるのかもしれません
 でもそれなりのことしか書けない人間ですがそれなりのことで満足ができないのです
 
 自転車に乗ってます
 汗がしたたり落ちるたびそんな姿をあなたに見せたくなります
 あいかわらずユニクロを着ています
 
 時々排気ガスの臭いに紛れて緑の香りを感じることができます
 ほんの瞬間のことですが、そんな時私は目を閉じます
 説明してもわからないでしょうが、その瞬間がとても好きです

 もっととことん駄目な人間になれればと思うようになりました
 いや、思うだけですからご心配なく
 
 メダカは一匹だけになりましたけどまだ元気です
 毎朝餌をあげてから出勤です
 
 いつもの通勤路には雑種犬がいます
 茶色くて大きい犬です
 ジャーキーをいつもあげていたら
 私の通勤時刻を覚えたようで玄関口で待っています
 
 私はその犬に適当な名前を付けました
 
 とりとめもない文章ですけど、これが私の近況です
 
 
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終わりの続き

2008/05/17(土) 01:28:41

 終わってほしくないのにすでに終わっている物語だし、出演者もすでに大半が死んでしまっているのだと思う。
 そう思うと少し悲しくなった。
 テレビを観ていた。

 なんの話かというとBSでマイフェアレディーをやっていた。
 ご存じオードリー・ヘップバーンのミュージカル映画

 もちろん映画だから当たり前のことだが、画面の中ではストーリーが進行し出演者はみな生き生きとしている。
 オードリーは教授の横に佇み微笑んでいた。
 そこで音楽が盛り上がりTHE ENDのクレジット。。。

 なんでここで終ってしまうんだ・・・これからじゃないか
 なにか俺だけが置き去りにされてしまったように感じる・・・というかまだエンドクレジットの裏側でオードリーやら教授やらが歌って踊ってそして生き続けているような気になってしまう。
 この物語は終わってはいけないのだし、新たなエピソードが永遠に続き、それは現在までも続いているはずなのだ・・・だから明日あたりまた続編が放映されるはずだ。
 マイフェアレディー・パートⅡって題名でね

 こんなわけのわからないことを考えているとどうやら俺の生き方が垣間見えてきた。
 俺はTHE ENDということを意図的に避けてきたような気がする・・・もっと端的に言えばすべてのことに結末をつけていないんじゃないかと。
 すべてが中途半端のまま逃げまくってきた。

 起承転結って言葉があるが、俺の場合は起承転転転転・・・・・って感じだな。
 いや最近は「起」っていうものもめっきりなくなってしまった。
 つまり、なにも始まらない、なにも起こらない、というかなり深刻な状態で、おまけに暇さえあれば死んだ犬のことばかり考えているからかなり重症だろう。

 終わるに終われない、そして終われないから始められない・・・たぶんそんな感じだと思う。 
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Lost of Memory 2~第一印象

2007/10/30(火) 21:18:23

 昔読んだ小説だったか、あるいは映画だったか、こんな設定があったはずだ。

……主人公がどこか知らない場所で目を覚ますと記憶が失われている。
 そして、主人公は、自分ではまったく覚えていない不思議な力があることに徐々に気づいていき、また何かの事件に巻き込まれたり、ある人物と出会ったりして記憶を取り戻していく。
 記憶を取り戻すと、主人公はCIAの秘密エージェントで、大きな国際的陰謀を解決するために……。

 だいたいそんなストーリーだったと覚えている。

 ちょっと待てよ。
 これがいつ読んだ小説だかしらないが、俺はそのストーリーをきちんと覚えているじゃないか。
 全ての記憶が失われているわけでもないらしい。

 希望的観測だが、おそらく最近の……といっても数年程度の記憶だけが失われているのかもしれない。
 それならば……。
 俺は、幼稚園・小学校・中学校のこと、そして俺の両親のことを思い出そうとしていた。
 ダメだ。
 なにも思い出せない。
 俺の頭の中には、誰も登場しないし、なんの光景も浮かんでこなかった。

 さて、ミスターNobody、お前は充分ベッドの中で考えたはずだ。
 そろそろ何か行動をおこしてもいいころだろう。

 俺は、身を起こしてベッドの脇に立った。

 立ってみてわかったが、どうやら俺は、いわゆる中肉中背といった体格の男であることが分かった。
 フロアの冷たさが足に伝わってきた。
 どうやら今の季節は、少なくとも夏ではないことだけがわかった。

 もう一度、部屋の様子を見回してみた。
 家具調度類は少なく、そして広い部屋だった。
 一見して高級な建物の一室だということがわかる。

 書棚に近づいてみた。
 ほとんどがコンピュータプログラミングに関する専門書のようだ。
 その中の1冊を手に取り開いてみた。
 何がなんだか理解できない。
 しかし少なくとも書いている日本語は読むことができた。

 これで1歩前進した。
 俺は日本語を理解して、日本語で思考する人間……つまり有り体に言えば、「日本人」だっていうことだ。

 すると俺は、ミスターNobodyではなく「名無しの権兵衛」といった方がいいかもしれない。

 クローゼットを開けてみた。
 中には、背広数着と多くのネクタイが掛けられていた。
 どれも地味なものだったが、なかなか高級そうにも見える。
 これが俺の物だとしたら、少なくとも俺は普通の勤め人なのかもしれない。

 ……そして、クローゼットの扉には鏡が付けられていた。

 さて、俺との初のご対面だな。
 第一印象が大切だ。

 鏡の中の男は……。

 髪の毛は起きたばかりで寝癖がついているが短く刈り込まれていた。
 どちらかというと厳しい顔だった。
 鏡の中から俺を不思議そうに見つめる瞳には鋭さが感じられた。
 少なくとも、進んで友人とはしたくない男だ。
 年齢は30代後半、いや40代だろうか。

 試しに笑ってみた。
 鏡の中の男の表情が一変した。
 ほう、笑うと中々いい男じゃないか。
 そうか、お前さんは、どうやらモテるタイプなんじゃないか?
 
 鏡に向かって声を出してみた。
 「おい、名無しの権兵衛さんよ」
 自分で思っていたよりも太い声だった。
 まあ悪声でないことは確かだろう。

 とにかく鏡の中の男にまったく記憶がない。
 そう、初対面の男だった。
 俺は、自分の顔を忘れないように、もう一度、鏡の中にある顔をじっくりと観察し記憶することにした。

 俺は、パジャマを脱ぎ、クローゼットの下にある引き出しから下着やワイシャツを探しだし、そして一番高そうな造りのスーツを身にまとった。
 
 全てのものが俺の体にぴったりだった。
 ということは、これは俺のスーツなのだろうか?
 すると、ここは俺の部屋じゃないのか?

 スーツの襟の内側を見た。
 アルファベットで、
 Hashidume
と刺繍されていた。

 「ハシヅメ」か……。
 橋爪と書くのだろうか。
 とりあえず「名無しの権兵衛」よりは、マシだろう。
 これで、俺の名前は、「ハシヅメ権兵衛」に決まりだ。

 これで、また一歩前進した。
 
 そして、次の一歩は……。

 そう、、あの書棚の右側にあるドアを開けて、次の部屋に進むことだった。

(Lost of Memory ~初対面 了 つづく)
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Lost of Memory1 ~覚醒

2007/10/30(火) 20:31:37

 こんなことが我が身に起こるとは思ってもいなかった。
 でも不思議なことに俺は冷静でいることができていた。

 こういった経験はないだろうか?
 たとえば、出張先で安宿に泊まりベッドの上で目を覚ますと、
    あれ、ここはどこなのか?
    俺は、なんでこんなところにいるのだろう?
……と自分が置かれている状況が完全に目覚めるまでわからないことがある。
夢の影響なのだろうか、こんな状態も一瞬のことで、すぐに現実に戻ることができるのだが。

 今、俺は比較的大きなベッドの上で横になっている。
 目覚めてから数分経っている。
 ベッドの上から見える範囲内では、この部屋は、出張先のホテルでもなく、旅行先の宿でもなかった。

    窓には淡い青の遮光カーテンが引かれている。
    そのせいで、今が朝なのか、あるいは夜なのかが分からない。
    壁には天井に向けてオレンジの光を放つ間接照明がある。
    作り付けの書棚には、なにやら分厚い専門書のような本が整然と並べられている。
    その書棚の右には、おそらく次の部屋に続くドアがあった。

 この部屋は、俺の住んでいるところではない。
 まったく知らない場所だ。
 なぜ、こんな場所で俺は寝ていたのだろうか?

 まさか酔っぱらって他人の家に入り込んでしまったのだろうか?
 いや、そんなはずはない。
 その証拠に俺はきちんとパジャマを着ている。
 とにかく、この部屋から出て自分の家に戻らなければ。

 愕然とした……。

 「自分の家」のイメージが俺の頭の中から消えていた。
 俺は、どこに住んでいるのだろう。
 ええと住所は、東京都……その先が続かない。

 そして、俺は……いったい誰なんだ?
 驚いたことに、自分の名前をど忘れしてしまった。
 いや、自分の名前の記憶がなかったと言った方が正確だ。

 一体俺は何者なんだ?

 俺は何歳なんだろう。
 これもわからなかった。
 手の甲を見ると、血管がわずかに浮き出ている。
 どうやら若くもなければ、年寄りでもないようだ。
 今度は右手を頭に持って行き、髪の毛の感触を確かめてみた……良かった、禿げちゃいない。
 妙なもので、こんなことで少しは気持ちが落ち着いてきた。

 そうだ。俺はふと思いつき頬を思い切りつねってみた。
 あっ!これは夢だったのだ。
 そんなふざけた夢オチで、この状況が終わって欲しかった。

 ……しかし残念ながら、俺は痛みを十分に感じていた。

 さあ、これは現実なのだよミスターNobody。
 こういった思考をできるってことは、まだまだまともであるし、やはり不思議なことにさしたる不安もなく冷静でいることはできた。
 そう冷静でなければ、こんな状況から抜け出すことはできないとも考えていた。

 今は、俺がどこにいるのだろうかということよりも、俺は誰なんだということを知りたかった。
 そっちが先決だ。

 俺は、どんな顔をしているのだろうか?
 俺は、どんな声を出すのだろうか?
 俺は、何者なのだろうか?

 そして、あの書棚の右側にあるドアを開けると何があるのだろうか?
 そして誰かいるのだろうか?

 (Lost of Memory1 ~覚醒 了 つづく)
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あなたがここにいてほしい

2007/08/03(金) 20:40:34

あなたがここにいてほしい
空は青く、木々は緑、太陽は赤く
そして俺は堅く熱いアスファルトを踏みしめる

あなたがここにいてほしい
私鉄電車は、颯爽と街を切り裂き
そして俺は万歩計を腰に付け
デジタル数字とともに、この街を歩く

あなたがここにいてほしい
テレビでは誰かが怒り、誰かが泣いている
俺はそれをひとり無表情でながめる
そうしていると頭の中がだんだん軽くなってくるようだ

あなたがここにいてほしい
君の仕草をふと思い出す
笑ったね、泣いたね、抱き合ったね
そしてそんなことがあったのが奇跡のように思えてくる

あなたがここにいてほしい
夢を見る
笑っちゃいけない、死んだ犬の夢だ
目覚めると俺の目には涙
そして犬の名前をひとりつぶやく
もっとお前と遊びたかった

あなたがここにいてほしい
年を取ると
見えていたものが見えなくなり
見えなかったものが見えてくる
それを成長といっちゃいけない
おそらく衰えなのだろう

あなたがここにいてほしい
酒を飲む 
いや酒に飲まれる
すると俺の脳みそは
は虫類並のものになる
それがとても心地よい
それがとても心地よい
こうして漂えばなんとかなると思う
こうして漂えばなんとかなるんじゃないかと思う

だからこそ
あなたがここにいてほしい

wish you were here
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雀の涙

2007/06/19(火) 23:30:15

 いつ泣いたのかなんて覚えちゃいない
 そもそも男ってのは涙を見せるもんじゃない
 ……なんてことを聞いたような気がする

 年をとれば涙の量が減ってしまうのだろうか
 いや、逆に年をとると涙もろくなるともいう
 
 俺の場合は確実に涙の量が減っている
 水分は人一倍に摂っているはずなんだが

 一生かけて流す涙の総量ってどのくらいだろうか
 何百リットルなのか、それとももっと多くなのか
 一回泣くと何デシリットルなんだろうか
 そもそも、デシリットルって単位は
 どれだけ集まると1リットルになるんだろう
 そんなことさえ分からない

 帰り道、電信柱の脇で雀が死んでいた
 雀の死体を見つけるなんてめずらしいことだ
 そういえば雀ってどこで死んでいるんだろう

 躊躇したけど、その雀を手に取ってみた
 信じられないほど軽くて、まだ子供だった
 
 こんな時に涙を3デシリットルくらい出せばいいのだろうか
 そういえば、雀の涙って言葉があったな
 それは1デシリットルにもならないだろう

 拾った雀は、ダウンジャケットのポケットに入れた
 水鳥の羽に包まれて、あの雀も少しは暖かかっただろう
 多摩川の土手に降り、その雀を埋めてやった
 そうしたら、俺の目から雀の涙ほどの涙がぽろりと落ちた

 その涙の量は、おそらく1デシリットルにもならないだろう

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(2005/3/17)
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コメント

2007/06/19(火) 23:06:53

 ブログでくだらない記事を書いて約1か月が経過した。
 自分の書きたいことだけ書いてきた。
 私にとって、ほぼ、生活の一部となるほどブログは重要なものとなってしまった。

 この歳で、ひとりぐらしということもブログに依存する原因なのかもしれない。
 いや、言い換えれば依存する何かを求めていたということだ。
 そこにブログが入り込んできた。

 ある日、私のブログにこんなコメントが寄せられた。
 
 こんばんは(miki)
 はじめまして!
 いつも、ブログを読ませてもらってます。
 変なおじさんですね 
 私のとこにも遊びに来てね

 
 これを読んだ私は、変なおじさんとは失礼だなと思いつつも、mikiというIDのブログを訪れてみた。

 驚いたことに、そのブログは中学2年の女の子が書いているものだった。
 書いている内容は、中学2年生とは思えないほどしっかりしたもので、私は、とても感心した。
  ピアノの練習のこと、好きな音楽のこと、友達のことなど身近なできごとを飾り気のない文章で綴っていた。
 彼女のブログを読むと、心が洗われ、なにかとても懐かしい気持ちになれた。 

 その日の記事は、友達との関係が上手くいかない悩みを素直な言葉で書いているものだった。
 真剣に友達を思う気持ちが伝わってきた。

 私は、その記事に、ごく簡単な助言を与えるコメントを残した。
 彼女のブログは、大人顔負けの内容を持った素晴らしいものだったが、不思議と私以外には誰からもコメントは寄せられていなかった。
 彼女は、去年の2月24日からブログを書き始めていて、週に一回ほど更新していた。
 今日で1年間続けていることになる。

 翌日、彼女から私のブログにコメントが返ってきた。
 それは、私のコメントどおりにしたところ友達と仲直りができたというものだった。
 
 それから、私と、彼女のブログを通しての不思議な交流が始まった。
 その内容は、とるに足りない日常の出来事についてのものがほとんどだった。

 彼女は着実に成長していた。
 その様子が、言葉の使い方、文章の内容からはっきりと分かる。

 ある日、私が書いたくだらない株式投資の記事に彼女からコメントが寄せられた。

 おじさん、ピアノは上達したの?
 カーペンターズは上手に弾けるようになったかな♪


 自分のブログを見直した。
 私がピアノの練習をしているなんて今まで一度も書いていない。
 なんで、彼女は、こんなことを..... 

 それからも、彼女は、

  私がタバコを吸いすぎること
  コーヒーを飲み過ぎること
  運動不足に悩んでいること
  行列や人混みがきらいなこと

などについて、やんわりと「おじさん気をつけてね。」などと優しいコメントを寄せてくれた。
 私のような中年男のことを心配してくれて、正直嬉しかった。

 いや、待てよ。
 確かに、ブログ上で、自分の悪習なんかについて書いたこともあった。
 でも.....

今日も、彼女からコメントが寄せられた。、

  あの犬を何で連れてこなかったの? 
  あの時、あの真っ白でかわいい子犬を拾ってくれば良かっ たね


 私は、全てを理解した。
 娘が生きていれば、今、中学2年生だ。
 
 今日は娘の命日だった。

 彼女、いや娘のブログを見に行った。

 そこには、
  
  おとうさん、今日でさよならね
  今日で、このブログはお終いにするの。
  とても楽しかったよ!
  今日は来てくれるんでしょ?
  おとうさんにプレゼントがあるのよ


と綴られていた。

 私は、雨の中、車を飛ばし郊外にある墓地に向かった。
 娘の墓の前で、小さな段ボール箱に入った子犬を見つけた。
 真っ白で、とてもかわいい子犬だ。
 私は、その子犬を抱き上げた。
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あたしの風

2007/06/19(火) 23:06:30

あの男性(ひと)がやってきたのは2学期の途中、そうです、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。
教室の大きな窓から吹き込んできた風のようにあのひとはやってきました。

転校生でした。
本当に冷たい風のようなひとでした。
でも、あたしには、その風がとても心地よかったのです。
お風呂に入った後、お散歩に出かけた時に感じる風のように。
クラブ活動を終えた帰り道に、あの丘の上で感じる風のように。
遠足で行った高原で、あたしの頬を一瞬なでる風のように。 あのひとは、遠く遠くから風と一緒にやってきました。 この田舎町よりも、ちょっと都会だったようです。 クラスメイトも、そしてあたしも、その風が教室内で吹くことにためらいがありました。

  だって、 その風は、香りが違ったからです。
  その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
  その風は、少し湿っていたからです。

 でも、あたしは、その風に優しさを感じていました。
  あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
  あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。

いつもは優しいあたしのクラスメイトも、その風が教室に流れ込むことを許しませんでした。

なぜでしょうか。

やはり、
 その風は、香りが違ったからです。
 その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
 その風は、少し湿っていたからです。

 あのひとが連れてきた風は、そのうち、すっかり弱々しい風になってしまいました。
 もう風ではなくて、教室にある普通の空気に混ざってしまい、あの香りはなくなってしまいました。
 クラスメイトも、馴染めなかった新しい風が吹かなくなって安心しているようでした。

3年生になっても、あたしはあのひとと同じクラスになれました。
もう、あのひとには、あたしの好きな風を感じることができません。
そして、その日は、突然やってきました。
やっぱり、2学期の途中、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。 
朝のホームルームの時間に、あのひとは教室の前に立って、みんなに別れの挨拶をしていました。
あのひとは、やってきた時とくらべると全然元気がなくて、まるで空気が抜けた風船のようにしぼんでしまったように感じました。

通り一遍のあいさつが終わりました。 
その時、あたしは、あの心地よい風を肌に感じていました。 だから、あたしは立ち上がって、開けっ放しだった教室の大きな窓を急いで閉めました。

この風は、絶対にこの教室から出したくありませんでした。

 だって、 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。

あのひとは、そんなあたしの姿をちらっと見ると、大きなスポーツバッグを持って、ほとんど無表情で教室から出て行ってしまいました。
あたしのことを、クラスメートが不思議そうに見ていましたけど、そんなことはかまいませんでした。
徐々に、あのひとの風が教室から消えていってしまいました。
なぜだか説明はできないけれど、あたしは教室から出て、あのひとの後を追いかけました。

あのひとの姿はみえなくても、あのひとの後には、あの素敵な香りが残っていました。
あのひとは、あの丘の上に立っていました。 そこには、強い風が吹いていて、あたしは今にも吹き飛ばされてしまいそうでした。
やっと、あのひとのそばにたどり着きました。 あのひとは、あたしに向かって言いました。
でも風が強くて、とぎれとぎれにしか聞こえてきません。

「ぼくの… 風はきみに… でも… ここから離れても… いつか…きみと… この風に気づいたら… いいかい?」

 あたしは、
「もちろんよ。あたしをあなたの風で包んでちょうだい。そして、一緒に連れていって。」
こう言って、目を閉じました。
すると、風があたしの体をすっぽりと包んでいることに気がつきました。

 その時、
 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風にもっと長く抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみました。

風がだんだん弱くなって、心地よい香りだけがあたしのそばに残っていました。
目を開いて見ると、あのひとはいなくて、丘の下、遠くの方で土埃が舞っているのが見えました。

それ以来、あのひとと連絡はとれていないし、どこにいるのかも分からなくなってしまいました。
でも、あたしは時々、あの丘で風が吹くのを待っています。
あのひとは、絶対にあたしを迎えに来てくれるはず。

その時には、優しい風に抱かれて、そしてその風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみようと思っています。
あのひとは、それを許してくれるはずです。

優しい風であたしを包んで、あなたの住む街に連れていって…。 
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空中ブランコ乗りのキキ(創作続編)

キキは、穏やかな海の上をゆっくりと羽ばたいていました。
 潮の香りがする空気をふたつの翼で包みながら前に進みます。  四回宙返りを成功したときのお客さんの拍手がまだキキの耳に残っています。  三回宙返りを成功させたときよりも、大きく、賞賛と喜び、そして驚きがこもっている拍手でした。  キキは、そのことにとても満足していました。
キキは、自分が白鳥になってしまったことを受け入れることができました。  賞賛と拍手をもらい、そして、世界の誰にもできない四回宙返りができたのですから。
   キキは、ロープも網もない大空で宙返りをしてみました。  三回、四回、そしてそれ以上何回転でも、いとも簡単に宙返りができました。
 それはそうです。
 白鳥になってしまったキキにはふたつの翼があるからです。
 大空でいくらキキが上手に宙返りをしても、誰からも拍手をもらえません。  それが少しだけ残念に思いました。
   キキは、ある日の夜、こっそりとサーカスの大テントに戻ってしまいました。  もう2度と戻らないと決心していたのに、どうしてもピエロのロロや団長に会いたかったのです。
 キキは、開けっ放しだった大テントの窓からこっそりと中に入っていきました。  もう夜でしたから、出し物は終わっていて、大テントの中は暗くてガランとしていました。  2回ほど羽ばたいて、あの空中ブランコの踏み板までやってきました。
 キキは、もういちど四回宙返りをやってみることにしました。  自分の力を試したかったのかもしれません。  だから、ふたつの翼を使うつもりはありませんでした。  そして、あのおばあさんからもらった、澄んだ青い水の入った小瓶もありませんでした。
 キキは、くちばしを使ってブランコにつかまりました。  そして、あの時と同じように、大きくブランコを振って、真っ暗な天井の奥へ向かって飛び出していました。   キキは翼を伸ばしました。でも羽ばたきはしません。
  一回転します。
  また花が開くように翼が伸びて、抱き抱えるようにつぼんで…二回転。今度は水から跳び上がるお魚のように跳ねて…三回転。  しかし、三回転半したところで、次のブランコまでは届かないことに気づきました。
   ブランコの下には網も張っていません。  白鳥になったキキですから、羽ばたけば固い地面に落ちることはありません。  でも、キキは、けっして羽ばたこうとはしませんでした。  まるで猟銃で撃たれてしまった鳥のように頭から落ちていきます。
 キキは、同じようにブランコから落ちて亡くなってしまったお父さんのことを思っていました。
   …お父さん、わたしはもうすぐ、そっちに行くから、待っていてね。
 そのときでした。  落ちていくキキの体を誰かがつかみました。  つかんだのは、キキと同じような白鳥でしたが、ずいぶんと年をとっているようです。  キキは、その白鳥のクチバシで体を優しくくわえられて、ふわりと着地することができました。
 …ありがとう。お父さん。
 キキには分かっていました。  あの年老いた白鳥がキキのお父さんだったことを。
 キキの足下には、一本の真っ白い羽が落ちていました。  キキは、その羽を拾いあげました。  それは年老いた白鳥の羽でした。
 不思議なことに、キキの体からは羽がなくなっています。  そう、すっかり人間の体に戻っていたのです。
 近くから大きな拍手が聞こえてきます。そして、ライトが一斉について大テントの中はとても明るくなりました。   ピエロのロロと、団長がキキの近くにいて笑顔で拍手をしています。  そしてふたりは、泣き笑いをしながらキキを抱きしめました。
 キキの目からも涙があふれてきました。   涙をぬぐいキキが入ってきた大テントの窓を見上げると、年老いた白鳥が、じっとキキの方を見ていました。
   その白鳥は、キキを力づけるかのように大きな鳴き声をあげると海の方へと飛んでいきました。  それいらい、誰もその年老いた白鳥を見ることがありませんでした。
 キキは、サーカスのブランコ乗りに戻りましたが、やはり三回宙返りがせいいっぱいで四回宙返りは、どうしてもできませんでした。
   でも、町の人々は、まるで翼が生えたようにいっそう華麗になったキキの演技に満足して、その姿をうっとりとして見ています。  注意深くキキの姿を見ると、白い羽の髪飾りを付けています。
 キキは、この町に、そしてこの大テントに戻ってきたのです。  
 空中ブランコ乗りのキキが戻ってきたことで、人々のどよめきが、潮鳴りのように町中を揺るがして、その古い港町をふたたび活気づけました。  人々はみんな思わず涙を流しながら、辺りにいる人々と、肩をたたき合い大きくて、賞賛と喜び、そして驚きがこもっている拍手が鳴りやむことはありませんでした。

あたしの風

あの男性(ひと)がやってきたのは2学期の途中、そうです、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。   教室の大きな窓から吹き込んできた風のようにあのひとはやってきました。
 転校生でした。
本当に冷たい風のようなひとでした。  でも、あたしには、その風がとても心地よかったのです。   お風呂に入った後、お散歩に出かけた時に感じる風のように。  クラブ活動を終えた帰り道に、あの丘の上で感じる風のように。  遠足で行った高原で、あたしの頬を一瞬なでる風のように。  あのひとは、遠く遠くから風と一緒にやってきました。  この田舎町よりも、ちょっと都会だったようです。  クラスメイトも、そしてあたしも、その風が教室内で吹くことにためらいがありました。
 だって、  その風は、香りが違ったからです。
 その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
 その風は、少し湿っていたからです。
 でも、
 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。
いつもは優しいあたしのクラスメイトも、その風が教室に流れ込むことを許しませんでした。
   なぜでしょうか。
やはり、
 その風は、香りが違ったからです。
 その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
 その風は、少し湿っていたからです。
 あのひとが連れてきた風は、そのうち、すっかり弱々しい風になってしまいました。
 もう風ではなくて、教室にある普通の空気に混ざってしまい、あの香りはなくなってしまいました。  クラスメイトも、馴染めなかった新しい風が吹かなくなって安心しているようでした。
    3年生になっても、あたしはあのひとと同じクラスになれました。  もう、あのひとには、あたしの好きな風を感じることができません。
そして、その日は、突然やってきました。  やっぱり、2学期の途中、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。   朝のホームルームの時間に、あのひとは教室の前に立って、みんなに別れの挨拶をしていました。  あのひとは、やってきた時とくらべると全然元気がなくて、まるで空気が抜けた風船のようにしぼんでしまったように感じました。  通り一遍のあいさつが終わりました。  その時、あたしは、あの心地よい風を肌に感じていました。  だから、あたしは立ち上がって、開けっ放しだった教室の大きな窓を急いで閉めました。
   この風は、絶対にこの教室から出したくありませんでした。
 だって、  あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。
 あのひとは、そんなあたしの姿をちらっと見ると、大きなスポーツバッグを持って、ほとんど無表情で教室から出て行ってしまいました。
 あたしのことを、クラスメートが不思議そうに見ていましたけど、そんなことはかまいませんでした。  徐々に、あのひとの風が教室から消えていってしまいました。
 なぜだか説明はできないけれど、あたしは教室から出て、あのひとの後を追いかけました。  あのひとの姿はみえなくても、あのひとの後には、あの素敵な香りが残っていました。
 あのひとは、あの丘の上に立っていました。  そこには、強い風が吹いていて、あたしは今にも吹き飛ばされてしまいそうでした。   やっと、あのひとのそばにたどり着きました。  あのひとは、あたしに向かって言いました。  でも風が強くて、とぎれとぎれにしか聞こえてきません。
「ぼくの… 風はきみに… でも… ここから離れても… いつか…きみと… この風に気づいたら… いいかい?」
 あたしは、
「もちろんよ。あたしをあなたの風で包んでちょうだい。そして、一緒に連れていって。」
 こう言って、目を閉じました。  すると、風があたしの体をすっぽりと包んでいることに気がつきました。
 その時、
 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風にもっと長く抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみました。
 風がだんだん弱くなって、心地よい香りだけがあたしのそばに残っていました。  目を開いて見ると、あのひとはいなくて、丘の下、遠くの方で土埃が舞っているのが見えました。  それ以来、あのひとと連絡はとれていないし、どこにいるのかも分からなくなってしまいました。
 でも、あたしは時々、あの丘で風が吹くのを待っています。
 あのひとは、絶対にあたしを迎えに来てくれるはず。
 その時には、優しい風に抱かれて、そしてその風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみようと思っています。  あのひとは、それを許してくれるはずです。
   優しい風であたしを包んで、あなたの住む街に連れていって…。 

My Emotional Supports

好きな作品を集めてきました。

マイク・オールドフィールド初期の傑作
まだ見ぬ風景を見たい方へ
Incantations
Incantations

こんなコンサートはマイクにしかできません
まさしく尋常ではない盛り上がり
アート・イン・ヘヴン・コンサート ザ・ミレニアム・ベル-ライヴ・イン・ベルリン
アート・イン・ヘヴン・コンサート ザ・ミレニアム・ベル-ライヴ・イン・ベルリン

レムといえばこの作品
その世界に身を委ねてください
ソラリス
ソラリス

筒井作品としてはマニア度が問われるものです
筒井上級者?に薦めます
脱走と追跡のサンバ
脱走と追跡のサンバ

筒井康隆 七瀬シリーズ3部作
こちらはどなたでも楽しめます 1作読むごとに感動が増していきます 人間心理・家族心理への深い洞察
家族八景 七瀬ふたたび エディプスの恋人
家族八景
七瀬ふたたび
エディプスの恋人

ディックを読むと現実世界が急に危ういものになってしまいます
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

人生で必要なことはすべてここに書いています
毎日1ページでも読みたい本
7つの習慣―成功には原則があった!
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シベリウスのシンフォニー全集 第1番から第7番までのボックスセットです
母国のオーケストラによる演奏はシベリウスへの愛情が感じられます
Sibelius: Complete Symphonies; Violin Concerto; Finlandia
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