秋のドッペルゲンガー

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コメント

2007/06/19(火) 23:06:53

 ブログでくだらない記事を書いて約1か月が経過した。
 自分の書きたいことだけ書いてきた。
 私にとって、ほぼ、生活の一部となるほどブログは重要なものとなってしまった。

 この歳で、ひとりぐらしということもブログに依存する原因なのかもしれない。
 いや、言い換えれば依存する何かを求めていたということだ。
 そこにブログが入り込んできた。

 ある日、私のブログにこんなコメントが寄せられた。
 
 こんばんは(miki)
 はじめまして!
 いつも、ブログを読ませてもらってます。
 変なおじさんですね 
 私のとこにも遊びに来てね

 
 これを読んだ私は、変なおじさんとは失礼だなと思いつつも、mikiというIDのブログを訪れてみた。

 驚いたことに、そのブログは中学2年の女の子が書いているものだった。
 書いている内容は、中学2年生とは思えないほどしっかりしたもので、私は、とても感心した。
  ピアノの練習のこと、好きな音楽のこと、友達のことなど身近なできごとを飾り気のない文章で綴っていた。
 彼女のブログを読むと、心が洗われ、なにかとても懐かしい気持ちになれた。 

 その日の記事は、友達との関係が上手くいかない悩みを素直な言葉で書いているものだった。
 真剣に友達を思う気持ちが伝わってきた。

 私は、その記事に、ごく簡単な助言を与えるコメントを残した。
 彼女のブログは、大人顔負けの内容を持った素晴らしいものだったが、不思議と私以外には誰からもコメントは寄せられていなかった。
 彼女は、去年の2月24日からブログを書き始めていて、週に一回ほど更新していた。
 今日で1年間続けていることになる。

 翌日、彼女から私のブログにコメントが返ってきた。
 それは、私のコメントどおりにしたところ友達と仲直りができたというものだった。
 
 それから、私と、彼女のブログを通しての不思議な交流が始まった。
 その内容は、とるに足りない日常の出来事についてのものがほとんどだった。

 彼女は着実に成長していた。
 その様子が、言葉の使い方、文章の内容からはっきりと分かる。

 ある日、私が書いたくだらない株式投資の記事に彼女からコメントが寄せられた。

 おじさん、ピアノは上達したの?
 カーペンターズは上手に弾けるようになったかな♪


 自分のブログを見直した。
 私がピアノの練習をしているなんて今まで一度も書いていない。
 なんで、彼女は、こんなことを..... 

 それからも、彼女は、

  私がタバコを吸いすぎること
  コーヒーを飲み過ぎること
  運動不足に悩んでいること
  行列や人混みがきらいなこと

などについて、やんわりと「おじさん気をつけてね。」などと優しいコメントを寄せてくれた。
 私のような中年男のことを心配してくれて、正直嬉しかった。

 いや、待てよ。
 確かに、ブログ上で、自分の悪習なんかについて書いたこともあった。
 でも.....

今日も、彼女からコメントが寄せられた。、

  あの犬を何で連れてこなかったの? 
  あの時、あの真っ白でかわいい子犬を拾ってくれば良かっ たね


 私は、全てを理解した。
 娘が生きていれば、今、中学2年生だ。
 
 今日は娘の命日だった。

 彼女、いや娘のブログを見に行った。

 そこには、
  
  おとうさん、今日でさよならね
  今日で、このブログはお終いにするの。
  とても楽しかったよ!
  今日は来てくれるんでしょ?
  おとうさんにプレゼントがあるのよ


と綴られていた。

 私は、雨の中、車を飛ばし郊外にある墓地に向かった。
 娘の墓の前で、小さな段ボール箱に入った子犬を見つけた。
 真っ白で、とてもかわいい子犬だ。
 私は、その子犬を抱き上げた。
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コメント
すばらしい。とても良かったです。
見事なラストシーンですね。正直、感動してしまいました。
娘さんが父親を思う気持ちがジンときます。
前のブログで何かあったようですね。事情は分かりませんが、僕もトラブルでサイトを変えたことがあります。いまは彼女と二人で小説サイトを運営しています。
URL|シナモン #EmPGCRXI|2006/07/28(金) 23:46 [ 編集 ]

最初の方、小説とは思わなくて読んでました
リアルな感じがおもしろかったです
URL|リリーブルー #03RJxdeI|2006/07/29(土) 06:25 [ 編集 ]
お上手ですね
結末近くでゾクゾクッとしました。
私もgooでブログをやっていた事があるものですから、
実話かと思って読み始めたものですので。
いや・・・実話なのかな?(⌒-⌒)ニコニコ
URL|桃 #Y5eC1Sls|2006/07/29(土) 21:44 [ 編集 ]
ありがとうございます。
シナモンさんへ
ご感想ありがとうございます。小説ブログから来て頂きとてもうれしいです。
gooブログではトラブルはありませんでした!
システム的な制限が多かったので思い切ってこちらに移転してみました。
彼女さんとのコラボ、とてもいいですね!
後で、お邪魔させていただきます。

リリーブルー様
piaaさんつながりかと思えば、小説ブログつながりでもあったんですね!とても面白いです。
実は、BLってなんの意味かよく知りませんでした。
たぶん少女漫画の美少年ものなのかなって思ってましたが、もっと奥深い?ものがあるんですね。
こちらでもよろしくお願いしますね!

桃さまへ
おおっ!
これは彼氏と彼女でコメントをいただきました。
本当にありがとうございます。
gooで発表した時も、最初の部分で私の普通の記事と勘違いなされた方が多かったようです。
意図したことではありませんでしたが、それがかえって効果的になってしまったようです。
こちらのブログもカテゴリーを記事のトップに持って行きたいのですが、ちょっとカスタマイズするとテンプレが崩れてしまうので手を出せないでいます;;
URL|ドッペル #-|2006/07/29(土) 22:17 [ 編集 ]
巧い!
前回コメントさせていただいた『新宿駅西口地下通路』もそうでしたけど、文章のリズムがすごく絶妙で読みやすく、最後まで一気に読み切ってしまいました。
アマチュア作家さんの作品の中には「読み取ること」を意識して読まないと内容が頭に入ってこない小説もあったりするのに、ドッペルさんの小説は軽快に話に入り込めて、しかも状況がありありと浮かんできます。
読後、多少の切なさと共に胸がぽっとあたたかくなるようなお話でしたね。
こういうのを自然な雰囲気ですらりと書けるなんてすごいなぁと思います(*^_^*)
URL|浜月まお #-|2006/11/02(木) 22:36 [ 編集 ]
ふー(^^)
ステキです!
コレがまた、始まりがブログ掲載にぴったりすぎるくらい、はまっていて。
読んでいる人も当然ブログをのぞいている。そこで知り合う未知の人のことに興味を持つ体験をしているわけで。
だからこそ、すごく自然に、ドッペルさんの実体験みたいに入り込めるんですね。
それから、「一人暮らし」と「ブログにはまっている」事実の寂しさが、「なくした娘さん」と、かつてはそばにいただろう奥さんの存在や家庭を想像させて。
最小の表現で、すごくたくさんのこと、想わせてくれる作品でした!
ありがとうございます!
(たいしたコメントじゃなくて、すみません……)
URL|らんらら #-|2006/11/02(木) 23:21 [ 編集 ]
まおさん
 ありがとうございます!
 実は、この短編を書いた時の心境ってのが思い出せません。
 でも絶対に今よりも純粋な心を持っていたんだなあって思います。それほど前のことじゃないんですけどね。
 当時は、もっと話をふくらませてもいいかなと思いましたけど、読み返してみると短編で良かったのかなとも思います。
URL|ドッペル #-|2006/11/03(金) 18:24 [ 編集 ]
らんらら嬢
 要請板からのご登場ありがとう!
 冒頭部分は、現実の自分から始まっていますねえ。
 実は、他の短編を読んでいただいて、既にお気づきかもしれませんが、全部このパターンです。
 ですから、gooブログに発表した時も、「普通の雑記だと思った」とコメントをいただきました。
 これは意識してやったことではなかったのですが、意図しないところで逆に効果的になってしまったようです。
 
URL|ドッペル #-|2006/11/03(金) 18:29 [ 編集 ]
心温まるお話ですね。
幽霊モノには珍しく、ホラーじゃなくて暖かいお話で纏まっているのが素敵ですw
ワンちゃんは、きっと女の子の生まれ変わりなんだろうな。
いいお話をご馳走様でしたっ。
URL|花 #-|2007/07/01(日) 02:29 [ 編集 ]
花さんへ
レスがたいへん遅くなってしまいました。
申し訳ありません。
これを書いた時のことを今思い出してみると、とても懐かしく思ってしまいます。
ちょっと誤解を招く書き方かもしれませんが、頭の中から物語や情景が自然と浮かび上がってきたような記憶があります。
URL|ドッペル #-|2007/07/10(火) 19:11 [ 編集 ]
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空中ブランコ乗りのキキ(創作続編)

キキは、穏やかな海の上をゆっくりと羽ばたいていました。
 潮の香りがする空気をふたつの翼で包みながら前に進みます。  四回宙返りを成功したときのお客さんの拍手がまだキキの耳に残っています。  三回宙返りを成功させたときよりも、大きく、賞賛と喜び、そして驚きがこもっている拍手でした。  キキは、そのことにとても満足していました。
キキは、自分が白鳥になってしまったことを受け入れることができました。  賞賛と拍手をもらい、そして、世界の誰にもできない四回宙返りができたのですから。
   キキは、ロープも網もない大空で宙返りをしてみました。  三回、四回、そしてそれ以上何回転でも、いとも簡単に宙返りができました。
 それはそうです。
 白鳥になってしまったキキにはふたつの翼があるからです。
 大空でいくらキキが上手に宙返りをしても、誰からも拍手をもらえません。  それが少しだけ残念に思いました。
   キキは、ある日の夜、こっそりとサーカスの大テントに戻ってしまいました。  もう2度と戻らないと決心していたのに、どうしてもピエロのロロや団長に会いたかったのです。
 キキは、開けっ放しだった大テントの窓からこっそりと中に入っていきました。  もう夜でしたから、出し物は終わっていて、大テントの中は暗くてガランとしていました。  2回ほど羽ばたいて、あの空中ブランコの踏み板までやってきました。
 キキは、もういちど四回宙返りをやってみることにしました。  自分の力を試したかったのかもしれません。  だから、ふたつの翼を使うつもりはありませんでした。  そして、あのおばあさんからもらった、澄んだ青い水の入った小瓶もありませんでした。
 キキは、くちばしを使ってブランコにつかまりました。  そして、あの時と同じように、大きくブランコを振って、真っ暗な天井の奥へ向かって飛び出していました。   キキは翼を伸ばしました。でも羽ばたきはしません。
  一回転します。
  また花が開くように翼が伸びて、抱き抱えるようにつぼんで…二回転。今度は水から跳び上がるお魚のように跳ねて…三回転。  しかし、三回転半したところで、次のブランコまでは届かないことに気づきました。
   ブランコの下には網も張っていません。  白鳥になったキキですから、羽ばたけば固い地面に落ちることはありません。  でも、キキは、けっして羽ばたこうとはしませんでした。  まるで猟銃で撃たれてしまった鳥のように頭から落ちていきます。
 キキは、同じようにブランコから落ちて亡くなってしまったお父さんのことを思っていました。
   …お父さん、わたしはもうすぐ、そっちに行くから、待っていてね。
 そのときでした。  落ちていくキキの体を誰かがつかみました。  つかんだのは、キキと同じような白鳥でしたが、ずいぶんと年をとっているようです。  キキは、その白鳥のクチバシで体を優しくくわえられて、ふわりと着地することができました。
 …ありがとう。お父さん。
 キキには分かっていました。  あの年老いた白鳥がキキのお父さんだったことを。
 キキの足下には、一本の真っ白い羽が落ちていました。  キキは、その羽を拾いあげました。  それは年老いた白鳥の羽でした。
 不思議なことに、キキの体からは羽がなくなっています。  そう、すっかり人間の体に戻っていたのです。
 近くから大きな拍手が聞こえてきます。そして、ライトが一斉について大テントの中はとても明るくなりました。   ピエロのロロと、団長がキキの近くにいて笑顔で拍手をしています。  そしてふたりは、泣き笑いをしながらキキを抱きしめました。
 キキの目からも涙があふれてきました。   涙をぬぐいキキが入ってきた大テントの窓を見上げると、年老いた白鳥が、じっとキキの方を見ていました。
   その白鳥は、キキを力づけるかのように大きな鳴き声をあげると海の方へと飛んでいきました。  それいらい、誰もその年老いた白鳥を見ることがありませんでした。
 キキは、サーカスのブランコ乗りに戻りましたが、やはり三回宙返りがせいいっぱいで四回宙返りは、どうしてもできませんでした。
   でも、町の人々は、まるで翼が生えたようにいっそう華麗になったキキの演技に満足して、その姿をうっとりとして見ています。  注意深くキキの姿を見ると、白い羽の髪飾りを付けています。
 キキは、この町に、そしてこの大テントに戻ってきたのです。  
 空中ブランコ乗りのキキが戻ってきたことで、人々のどよめきが、潮鳴りのように町中を揺るがして、その古い港町をふたたび活気づけました。  人々はみんな思わず涙を流しながら、辺りにいる人々と、肩をたたき合い大きくて、賞賛と喜び、そして驚きがこもっている拍手が鳴りやむことはありませんでした。

あたしの風

あの男性(ひと)がやってきたのは2学期の途中、そうです、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。   教室の大きな窓から吹き込んできた風のようにあのひとはやってきました。
 転校生でした。
本当に冷たい風のようなひとでした。  でも、あたしには、その風がとても心地よかったのです。   お風呂に入った後、お散歩に出かけた時に感じる風のように。  クラブ活動を終えた帰り道に、あの丘の上で感じる風のように。  遠足で行った高原で、あたしの頬を一瞬なでる風のように。  あのひとは、遠く遠くから風と一緒にやってきました。  この田舎町よりも、ちょっと都会だったようです。  クラスメイトも、そしてあたしも、その風が教室内で吹くことにためらいがありました。
 だって、  その風は、香りが違ったからです。
 その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
 その風は、少し湿っていたからです。
 でも、
 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。
いつもは優しいあたしのクラスメイトも、その風が教室に流れ込むことを許しませんでした。
   なぜでしょうか。
やはり、
 その風は、香りが違ったからです。
 その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
 その風は、少し湿っていたからです。
 あのひとが連れてきた風は、そのうち、すっかり弱々しい風になってしまいました。
 もう風ではなくて、教室にある普通の空気に混ざってしまい、あの香りはなくなってしまいました。  クラスメイトも、馴染めなかった新しい風が吹かなくなって安心しているようでした。
    3年生になっても、あたしはあのひとと同じクラスになれました。  もう、あのひとには、あたしの好きな風を感じることができません。
そして、その日は、突然やってきました。  やっぱり、2学期の途中、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。   朝のホームルームの時間に、あのひとは教室の前に立って、みんなに別れの挨拶をしていました。  あのひとは、やってきた時とくらべると全然元気がなくて、まるで空気が抜けた風船のようにしぼんでしまったように感じました。  通り一遍のあいさつが終わりました。  その時、あたしは、あの心地よい風を肌に感じていました。  だから、あたしは立ち上がって、開けっ放しだった教室の大きな窓を急いで閉めました。
   この風は、絶対にこの教室から出したくありませんでした。
 だって、  あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。
 あのひとは、そんなあたしの姿をちらっと見ると、大きなスポーツバッグを持って、ほとんど無表情で教室から出て行ってしまいました。
 あたしのことを、クラスメートが不思議そうに見ていましたけど、そんなことはかまいませんでした。  徐々に、あのひとの風が教室から消えていってしまいました。
 なぜだか説明はできないけれど、あたしは教室から出て、あのひとの後を追いかけました。  あのひとの姿はみえなくても、あのひとの後には、あの素敵な香りが残っていました。
 あのひとは、あの丘の上に立っていました。  そこには、強い風が吹いていて、あたしは今にも吹き飛ばされてしまいそうでした。   やっと、あのひとのそばにたどり着きました。  あのひとは、あたしに向かって言いました。  でも風が強くて、とぎれとぎれにしか聞こえてきません。
「ぼくの… 風はきみに… でも… ここから離れても… いつか…きみと… この風に気づいたら… いいかい?」
 あたしは、
「もちろんよ。あたしをあなたの風で包んでちょうだい。そして、一緒に連れていって。」
 こう言って、目を閉じました。  すると、風があたしの体をすっぽりと包んでいることに気がつきました。
 その時、
 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風にもっと長く抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみました。
 風がだんだん弱くなって、心地よい香りだけがあたしのそばに残っていました。  目を開いて見ると、あのひとはいなくて、丘の下、遠くの方で土埃が舞っているのが見えました。  それ以来、あのひとと連絡はとれていないし、どこにいるのかも分からなくなってしまいました。
 でも、あたしは時々、あの丘で風が吹くのを待っています。
 あのひとは、絶対にあたしを迎えに来てくれるはず。
 その時には、優しい風に抱かれて、そしてその風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみようと思っています。  あのひとは、それを許してくれるはずです。
   優しい風であたしを包んで、あなたの住む街に連れていって…。 

My Emotional Supports

好きな作品を集めてきました。

マイク・オールドフィールド初期の傑作
まだ見ぬ風景を見たい方へ
Incantations
Incantations

こんなコンサートはマイクにしかできません
まさしく尋常ではない盛り上がり
アート・イン・ヘヴン・コンサート ザ・ミレニアム・ベル-ライヴ・イン・ベルリン
アート・イン・ヘヴン・コンサート ザ・ミレニアム・ベル-ライヴ・イン・ベルリン

レムといえばこの作品
その世界に身を委ねてください
ソラリス
ソラリス

筒井作品としてはマニア度が問われるものです
筒井上級者?に薦めます
脱走と追跡のサンバ
脱走と追跡のサンバ

筒井康隆 七瀬シリーズ3部作
こちらはどなたでも楽しめます 1作読むごとに感動が増していきます 人間心理・家族心理への深い洞察
家族八景 七瀬ふたたび エディプスの恋人
家族八景
七瀬ふたたび
エディプスの恋人

ディックを読むと現実世界が急に危ういものになってしまいます
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
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人生で必要なことはすべてここに書いています
毎日1ページでも読みたい本
7つの習慣―成功には原則があった!
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