秋のドッペルゲンガー

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夢・・・Thank you Rinta!

2011/06/23(木) 22:17:43

歳を取るごとに記憶は曖昧となっていくような気がしている。
・・・が、それに反して私が夜見る夢の記憶は鮮明になっていくようだ。

これは先日見た夢のお話

なぜか我が家には地下に大きな部屋がある。
そこに生まれたばかりの子猫が迷い込んできた。
どうしようか。。。
うちには、リンタがいるし、もしかしたらリンタが子猫をいじめてしまうかもしれない。
猫にもなわばり意識がきっとあるはずだし、リンタは生まれてまもなく我が家に引き取られてきて、ずっとずっと・・・そう15年も人間だけと暮らしている猫なのだし。。。

あと1ヶ月でリンタ♀は16歳だ。

かわいそうなことだったかもしれないが、リンタは生後まもなく避妊手術をしている。
なので、子猫を見ても、なわばりを荒らす敵としかみないのではないか?

子猫は、まだ目もろくに開いていないようでヨチヨチと床の上をはいずり回っている。
どうしようか?うちにはリンタがいるし、もうこの子猫を育てることはできない。
どこかに捨ててこなければいけないのか?それとも誰かもらってくれる人を捜してみようか?

リンタは、遠巻きにしてその子猫をじっと見ている。
いつものように太い尻尾をぴょんと上にあげて、そろりそろりとその子猫に近づいていった。
どうしようか。。。もし子猫をかじりでもしたらすぐに止めないと。。。

子猫の目の前にリンタは近づいていった。
すると、リンタは突然ごろっと寝ころんでお腹を子猫に向けた。
そして愛おしそうにその子猫をなめながら、お乳を与えている。。。いやお乳など出るのだろうか。
やはりリンタ、お前は美人なメス猫だったんだね。

その子猫は、とてもおいしそうにリンタのお乳を飲んでいる。
リンタ、お前も今日からお母さんになるんだな。
その子猫はお前の子供なんだから、うちでお前と一緒に大事に育てていくことにするよ。

私は、初めて見るリンタのそんな姿を遠巻きに見て、涙を流していた。

写真(1)

リンタは、6月11日の午前6時2分に死にました。
愛犬のアレンと同じように、母の手の中で眠るように逝ってしまったとのことです。

あと1ヶ月でリンタ♀は16歳となるはずでした。

悔いの残らないように、腹水を抜いたり栄養剤をうったりとできる限りのことはしましたが、やはり食事ができないのが致命的でした。
どうやら死期が近いことを分かっていたらしく、なるべく家族から遠ざかるようにしていました。
ですが、ふと気づくと枕元にいたり、上れないはずの階段を使って最後のご挨拶に来たりしました。
そのほかの時は、普段はけっして上がらない和室の床の間の上で寝続けていました。

リンタとの思い出はたくさんあります。
最近は、思い出ばかりが増えてきたような気がしていますし、これからあらたな思い出をつくることは難しいのかな・・・などとリンタの死を前にしてちょっと厭世的になってしまっています。

リンタは、愛犬アレンの隣に埋葬しました。
リンタもアレンも優しくて、やんちゃな子たちでしたから仲良くしてくれるはずです。

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コメント
ドッペルさん、こんにちは
あのリンタさんが…としみじみとした思いにふけっていました。
一緒に過ごした一時代が終わったような気がして寂しくなりますね。
旧ブログのリンタさんをお訪ねしてきました。
2006年の当時10才とあり、
あれからもう5年の年月が流れたのですね。
人間が5歳、歳をとれば、猫は20歳くらい歳をとるらしいです。

リンタさんの動画(サウンド付き)は3つでしたよね。

「母VS白猫 死闘編」「囚われた白猫 完結編」
「凶暴白猫怒りの鉄拳(右フック)」

当時、初めて拝見した時には凄いキャラクターの猫ちゃんだと
びっくりした覚えがあります。
改めてお訪ねして、お母様の遊んであげるのが上手なことやら
綺麗な目をしているとか、「怒りの鉄拳」は何度も再生ボタンを
押してしまいました。たてがみを振り乱し
凄い迫力、そして演奏曲に合ってる。
そしていつの間にか癒されているわたし…。

このドッペルさんらしい文章にも、
サウンド付きで仕上げた動画作品にも
お母様とドッペルさんの愛情を感じて
とても暖かな気持ちになりました。

うちでも昨年犬のラン♂が15歳で息をひきとりました。
隣家の義父の飼い猫ルビー♀15歳が調子悪く、
最近うちの家で面倒を見ています。
15年の年月には家族の歴史もあり
共に生きたいろいろな想い出がありますね。

お母様の手の中で眠るように逝かれて
リンタさん本当に幸せでしたね。
URL|沙羅 #qDP9jhGQ|2011/06/25(土) 14:43 [ 編集 ]
Re: ドッペルさん、こんにちは
こんばんは。
身近にいたので、やはり喪失感が強いですね。
そうですか。以前は2006年ですね。振り返ると早いものです。。。

リンタの動画は、当時、ハンディーのビデオを買ったので、いろいろと試すのが面白かったです。
幸い、そのころに撮り貯めた動画がありましたのでユーチューブの限定公開にアップして保存しています。
やはり犬や猫は10年を過ぎると、急激に衰えてしまいますね。
ドッグイヤーというように。。。
そうですか。ラン君のことも以前お書きになっていましたね。
15年は、リンタと一緒で大往生だと思います。
まあ、「苦しい」だとか言葉をしゃべってくれれば、こちらも楽なのですが、しゃべることはできませんからね。
猫の場合は、年を取って具合が悪くなったら、そっとしてやり、調子が良いときには名前を呼んでやるのが良いと獣医が言っていました。。。

暖かいコメントありがとうございました。
URL|ドッペル #-|2011/06/25(土) 23:23 [ 編集 ]
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空中ブランコ乗りのキキ(創作続編)

キキは、穏やかな海の上をゆっくりと羽ばたいていました。
 潮の香りがする空気をふたつの翼で包みながら前に進みます。  四回宙返りを成功したときのお客さんの拍手がまだキキの耳に残っています。  三回宙返りを成功させたときよりも、大きく、賞賛と喜び、そして驚きがこもっている拍手でした。  キキは、そのことにとても満足していました。
キキは、自分が白鳥になってしまったことを受け入れることができました。  賞賛と拍手をもらい、そして、世界の誰にもできない四回宙返りができたのですから。
   キキは、ロープも網もない大空で宙返りをしてみました。  三回、四回、そしてそれ以上何回転でも、いとも簡単に宙返りができました。
 それはそうです。
 白鳥になってしまったキキにはふたつの翼があるからです。
 大空でいくらキキが上手に宙返りをしても、誰からも拍手をもらえません。  それが少しだけ残念に思いました。
   キキは、ある日の夜、こっそりとサーカスの大テントに戻ってしまいました。  もう2度と戻らないと決心していたのに、どうしてもピエロのロロや団長に会いたかったのです。
 キキは、開けっ放しだった大テントの窓からこっそりと中に入っていきました。  もう夜でしたから、出し物は終わっていて、大テントの中は暗くてガランとしていました。  2回ほど羽ばたいて、あの空中ブランコの踏み板までやってきました。
 キキは、もういちど四回宙返りをやってみることにしました。  自分の力を試したかったのかもしれません。  だから、ふたつの翼を使うつもりはありませんでした。  そして、あのおばあさんからもらった、澄んだ青い水の入った小瓶もありませんでした。
 キキは、くちばしを使ってブランコにつかまりました。  そして、あの時と同じように、大きくブランコを振って、真っ暗な天井の奥へ向かって飛び出していました。   キキは翼を伸ばしました。でも羽ばたきはしません。
  一回転します。
  また花が開くように翼が伸びて、抱き抱えるようにつぼんで…二回転。今度は水から跳び上がるお魚のように跳ねて…三回転。  しかし、三回転半したところで、次のブランコまでは届かないことに気づきました。
   ブランコの下には網も張っていません。  白鳥になったキキですから、羽ばたけば固い地面に落ちることはありません。  でも、キキは、けっして羽ばたこうとはしませんでした。  まるで猟銃で撃たれてしまった鳥のように頭から落ちていきます。
 キキは、同じようにブランコから落ちて亡くなってしまったお父さんのことを思っていました。
   …お父さん、わたしはもうすぐ、そっちに行くから、待っていてね。
 そのときでした。  落ちていくキキの体を誰かがつかみました。  つかんだのは、キキと同じような白鳥でしたが、ずいぶんと年をとっているようです。  キキは、その白鳥のクチバシで体を優しくくわえられて、ふわりと着地することができました。
 …ありがとう。お父さん。
 キキには分かっていました。  あの年老いた白鳥がキキのお父さんだったことを。
 キキの足下には、一本の真っ白い羽が落ちていました。  キキは、その羽を拾いあげました。  それは年老いた白鳥の羽でした。
 不思議なことに、キキの体からは羽がなくなっています。  そう、すっかり人間の体に戻っていたのです。
 近くから大きな拍手が聞こえてきます。そして、ライトが一斉について大テントの中はとても明るくなりました。   ピエロのロロと、団長がキキの近くにいて笑顔で拍手をしています。  そしてふたりは、泣き笑いをしながらキキを抱きしめました。
 キキの目からも涙があふれてきました。   涙をぬぐいキキが入ってきた大テントの窓を見上げると、年老いた白鳥が、じっとキキの方を見ていました。
   その白鳥は、キキを力づけるかのように大きな鳴き声をあげると海の方へと飛んでいきました。  それいらい、誰もその年老いた白鳥を見ることがありませんでした。
 キキは、サーカスのブランコ乗りに戻りましたが、やはり三回宙返りがせいいっぱいで四回宙返りは、どうしてもできませんでした。
   でも、町の人々は、まるで翼が生えたようにいっそう華麗になったキキの演技に満足して、その姿をうっとりとして見ています。  注意深くキキの姿を見ると、白い羽の髪飾りを付けています。
 キキは、この町に、そしてこの大テントに戻ってきたのです。  
 空中ブランコ乗りのキキが戻ってきたことで、人々のどよめきが、潮鳴りのように町中を揺るがして、その古い港町をふたたび活気づけました。  人々はみんな思わず涙を流しながら、辺りにいる人々と、肩をたたき合い大きくて、賞賛と喜び、そして驚きがこもっている拍手が鳴りやむことはありませんでした。

あたしの風

あの男性(ひと)がやってきたのは2学期の途中、そうです、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。   教室の大きな窓から吹き込んできた風のようにあのひとはやってきました。
 転校生でした。
本当に冷たい風のようなひとでした。  でも、あたしには、その風がとても心地よかったのです。   お風呂に入った後、お散歩に出かけた時に感じる風のように。  クラブ活動を終えた帰り道に、あの丘の上で感じる風のように。  遠足で行った高原で、あたしの頬を一瞬なでる風のように。  あのひとは、遠く遠くから風と一緒にやってきました。  この田舎町よりも、ちょっと都会だったようです。  クラスメイトも、そしてあたしも、その風が教室内で吹くことにためらいがありました。
 だって、  その風は、香りが違ったからです。
 その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
 その風は、少し湿っていたからです。
 でも、
 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。
いつもは優しいあたしのクラスメイトも、その風が教室に流れ込むことを許しませんでした。
   なぜでしょうか。
やはり、
 その風は、香りが違ったからです。
 その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
 その風は、少し湿っていたからです。
 あのひとが連れてきた風は、そのうち、すっかり弱々しい風になってしまいました。
 もう風ではなくて、教室にある普通の空気に混ざってしまい、あの香りはなくなってしまいました。  クラスメイトも、馴染めなかった新しい風が吹かなくなって安心しているようでした。
    3年生になっても、あたしはあのひとと同じクラスになれました。  もう、あのひとには、あたしの好きな風を感じることができません。
そして、その日は、突然やってきました。  やっぱり、2学期の途中、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。   朝のホームルームの時間に、あのひとは教室の前に立って、みんなに別れの挨拶をしていました。  あのひとは、やってきた時とくらべると全然元気がなくて、まるで空気が抜けた風船のようにしぼんでしまったように感じました。  通り一遍のあいさつが終わりました。  その時、あたしは、あの心地よい風を肌に感じていました。  だから、あたしは立ち上がって、開けっ放しだった教室の大きな窓を急いで閉めました。
   この風は、絶対にこの教室から出したくありませんでした。
 だって、  あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。
 あのひとは、そんなあたしの姿をちらっと見ると、大きなスポーツバッグを持って、ほとんど無表情で教室から出て行ってしまいました。
 あたしのことを、クラスメートが不思議そうに見ていましたけど、そんなことはかまいませんでした。  徐々に、あのひとの風が教室から消えていってしまいました。
 なぜだか説明はできないけれど、あたしは教室から出て、あのひとの後を追いかけました。  あのひとの姿はみえなくても、あのひとの後には、あの素敵な香りが残っていました。
 あのひとは、あの丘の上に立っていました。  そこには、強い風が吹いていて、あたしは今にも吹き飛ばされてしまいそうでした。   やっと、あのひとのそばにたどり着きました。  あのひとは、あたしに向かって言いました。  でも風が強くて、とぎれとぎれにしか聞こえてきません。
「ぼくの… 風はきみに… でも… ここから離れても… いつか…きみと… この風に気づいたら… いいかい?」
 あたしは、
「もちろんよ。あたしをあなたの風で包んでちょうだい。そして、一緒に連れていって。」
 こう言って、目を閉じました。  すると、風があたしの体をすっぽりと包んでいることに気がつきました。
 その時、
 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風にもっと長く抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみました。
 風がだんだん弱くなって、心地よい香りだけがあたしのそばに残っていました。  目を開いて見ると、あのひとはいなくて、丘の下、遠くの方で土埃が舞っているのが見えました。  それ以来、あのひとと連絡はとれていないし、どこにいるのかも分からなくなってしまいました。
 でも、あたしは時々、あの丘で風が吹くのを待っています。
 あのひとは、絶対にあたしを迎えに来てくれるはず。
 その時には、優しい風に抱かれて、そしてその風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみようと思っています。  あのひとは、それを許してくれるはずです。
   優しい風であたしを包んで、あなたの住む街に連れていって…。 

My Emotional Supports

好きな作品を集めてきました。

マイク・オールドフィールド初期の傑作
まだ見ぬ風景を見たい方へ
Incantations
Incantations

こんなコンサートはマイクにしかできません
まさしく尋常ではない盛り上がり
アート・イン・ヘヴン・コンサート ザ・ミレニアム・ベル-ライヴ・イン・ベルリン
アート・イン・ヘヴン・コンサート ザ・ミレニアム・ベル-ライヴ・イン・ベルリン

レムといえばこの作品
その世界に身を委ねてください
ソラリス
ソラリス

筒井作品としてはマニア度が問われるものです
筒井上級者?に薦めます
脱走と追跡のサンバ
脱走と追跡のサンバ

筒井康隆 七瀬シリーズ3部作
こちらはどなたでも楽しめます 1作読むごとに感動が増していきます 人間心理・家族心理への深い洞察
家族八景 七瀬ふたたび エディプスの恋人
家族八景
七瀬ふたたび
エディプスの恋人

ディックを読むと現実世界が急に危ういものになってしまいます
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

人生で必要なことはすべてここに書いています
毎日1ページでも読みたい本
7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった!

シベリウスのシンフォニー全集 第1番から第7番までのボックスセットです
母国のオーケストラによる演奏はシベリウスへの愛情が感じられます
Sibelius: Complete Symphonies; Violin Concerto; Finlandia
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