秋のドッペルゲンガー

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夏の終わりに(TBテーマ)

2006/08/31(木) 21:45:28

 「読書感想文」~この検索語句で私のブログにやってくる方が大勢います。
 先週末から、目立って増えてきました。 
 トラックバックテーマの「夏の終わり」を感じます。
 「しろばんば 感想文 原稿用紙5枚」だとか、「オリジナル 感想文 氷壁」など具体的な検索語句があってほほえましく感じます。
 
 書評を書いている方は、同じような検索語句があるのでは?

 ところで、FC2に移ってから、ろくな読書感想文を書いていません。
 以前は、たとえば「蝉しぐれ」などの感想文を書いていましたがすでに削除してしまいました。
 ですから、読書感想文のネタ探しで、ここに来てくれた方には申し訳ないなーと思っています。

 最近は、ブログで書評を書いている方が多いので、けっこうこの検索技は使えると思います。
 ただ学校に提出するような内容のものはなかなかないでしょうね。

 私も、読書感想文ではずいぶん苦労した思い出があります。
 とくに学校から課題図書が用意されたりすると、そもそもその本を読むこと自体が苦痛に感じました。
 
 そういえば、高校の時、「かもめのジョナサン」の感想文を書きました。
 薄い本で、絵本のようなものでしたから簡単に読めると思ったのです。
 もうすっかり筋は覚えていませんが、はっきりいってつまらない本でした。(当時の私にとって)
 ですから読書感想文に、「なんで主人公がカモメなのか納得できないし、抽象的なことや比喩的なことばかりでなにを表現したいのか理解できない。」などと批判めいたことばかりを延々と書いて提出しました。
 驚いたことに、この感想文を読んだ先生は私と意見があったのか、良い評価をもらいました。

 ある本を読んで、その面白さや、感動したといった気持ちを文章にするのはとても難しいですね。
 心の中は、昂ぶっているのにそれを文章にできないもどかしさがあります。
 ブログ作家の皆さんの作品にコメントを書くときも同じように感じます。
 
 さて、8月31日のこの時間に読書感想文を書いている方がいるかもしれませんね。
 私は、「カモメのジョナサン」を推薦しますよ!…って、もう手に入らないか
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コメント
かもめのジョナサンは
そういえば流行りましたね。
内容は忘れました;;
批判的な感想文を堂々と出して、良い評価をもらうなんて
高校時代からツワモノですね。
よいことばかり書こうと思わなくてもいいんですね。

蝉しぐれの感想文やっぱり書いていらっしゃったんですね。
先日DVDを観たので、本を読んだ人はどうなのかと
確かドッペルさんの旧ブログのサイドに
蝉しぐれの本の画像があったな~と思って、
ブログ内検索して探してみたりしてたんですよ。
本を読んだ人は号泣した人もいるらしいと
教えてくれた人もいたので
ドッペルさんも号泣組かなーと推測したんですけど。
いかがでしたか。
URL|沙羅 #-|2006/09/01(金) 15:53 [ 編集 ]
蝉しぐれは、
 ブログを始めた頃に薦められて読んだ本です。
 時代物がどうしてもダメだったので試しに読んでみたところとても面白かったですね。
 当時、レムやらディックなど、得体の知れない宇宙生物が出てくるような翻訳小説ばかり読んでいたので、なにか心が安まる感じがしました。
 途中で展開が読めた・・・というよりも、展開通りに物語が進んで欲しいという願望をもって読んでいました。
 やはりラストが秀逸でした。
 剣の場面なんかも迫力がありましたね。
 映画は未見ですが、本を読んだ方の感想だと、やはり原作を超えられていなかったとのことです。
 沙羅さんは映画を観ていますので原作も読みやすいと思います。
 ぜひ機会があったら!
URL|ドッペル #-|2006/09/01(金) 23:10 [ 編集 ]
そうだったのですか
我、ブログにはこの夏
「読書感想文」というキーワードで来られた方は一人もおられませんでした。
読書感想を書いていないわけではないのですが、
「読書感想文」というセンテンスをもちいずに、
読書感想を書いていたのだな・・・と思い当たりました。
そういえば最近、日本の子供の国語力の低下が叫ばれており、
このところ、
ネットで読書感想文を提供しているサイトの事が話題になっていましたね。
自分で書かずに人の書いた文章を感想として
提出して、まんまと騙される先生は、
どうかおられませんようにと願います。
そおういのは要領の良い生き方とは言えないと思いますね。
子供さんのEQを下げるだけの事です。
URL|桃 #Y5eC1Sls|2006/09/04(月) 13:12 [ 編集 ]
簡単相互リンクの小説・文芸カテに
参加していないお友達も登録出来るようになったので、
ドッペルさんのサイトリンクをこちらに移しました。
奥座敷という感じですが、
今の「小説友達リンク」での形よりもグーグルの
ページランクが伸びているページなので、
今以上に少しはアクセスがご提供出来ると思います。
どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げますね♪
URL|桃 #Y5eC1Sls|2006/09/04(月) 19:35 [ 編集 ]
桃さん
 そういえばカテゴリーに「読書感想文」ってのがあるからかもしれません。
いまだに、こういった検索ワードで来る方がいます。
ネットに詳しい先生だったら、そういうサイトはチェックしているかもしれませんね。
感想文を書くのは辛かったですね、やっぱり。
とにかく文章を書くのがだいきらいでした。
それが、これだけブログ記事を書くようになったのですからね。
やっぱり楽しいことは続くし、少しでも強制的なものはダメなのかもしれませんね。
リンクの件、どうもありがとうございました!
URL|ドッペル #-|2006/09/05(火) 19:33 [ 編集 ]
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空中ブランコ乗りのキキ(創作続編)

キキは、穏やかな海の上をゆっくりと羽ばたいていました。
 潮の香りがする空気をふたつの翼で包みながら前に進みます。  四回宙返りを成功したときのお客さんの拍手がまだキキの耳に残っています。  三回宙返りを成功させたときよりも、大きく、賞賛と喜び、そして驚きがこもっている拍手でした。  キキは、そのことにとても満足していました。
キキは、自分が白鳥になってしまったことを受け入れることができました。  賞賛と拍手をもらい、そして、世界の誰にもできない四回宙返りができたのですから。
   キキは、ロープも網もない大空で宙返りをしてみました。  三回、四回、そしてそれ以上何回転でも、いとも簡単に宙返りができました。
 それはそうです。
 白鳥になってしまったキキにはふたつの翼があるからです。
 大空でいくらキキが上手に宙返りをしても、誰からも拍手をもらえません。  それが少しだけ残念に思いました。
   キキは、ある日の夜、こっそりとサーカスの大テントに戻ってしまいました。  もう2度と戻らないと決心していたのに、どうしてもピエロのロロや団長に会いたかったのです。
 キキは、開けっ放しだった大テントの窓からこっそりと中に入っていきました。  もう夜でしたから、出し物は終わっていて、大テントの中は暗くてガランとしていました。  2回ほど羽ばたいて、あの空中ブランコの踏み板までやってきました。
 キキは、もういちど四回宙返りをやってみることにしました。  自分の力を試したかったのかもしれません。  だから、ふたつの翼を使うつもりはありませんでした。  そして、あのおばあさんからもらった、澄んだ青い水の入った小瓶もありませんでした。
 キキは、くちばしを使ってブランコにつかまりました。  そして、あの時と同じように、大きくブランコを振って、真っ暗な天井の奥へ向かって飛び出していました。   キキは翼を伸ばしました。でも羽ばたきはしません。
  一回転します。
  また花が開くように翼が伸びて、抱き抱えるようにつぼんで…二回転。今度は水から跳び上がるお魚のように跳ねて…三回転。  しかし、三回転半したところで、次のブランコまでは届かないことに気づきました。
   ブランコの下には網も張っていません。  白鳥になったキキですから、羽ばたけば固い地面に落ちることはありません。  でも、キキは、けっして羽ばたこうとはしませんでした。  まるで猟銃で撃たれてしまった鳥のように頭から落ちていきます。
 キキは、同じようにブランコから落ちて亡くなってしまったお父さんのことを思っていました。
   …お父さん、わたしはもうすぐ、そっちに行くから、待っていてね。
 そのときでした。  落ちていくキキの体を誰かがつかみました。  つかんだのは、キキと同じような白鳥でしたが、ずいぶんと年をとっているようです。  キキは、その白鳥のクチバシで体を優しくくわえられて、ふわりと着地することができました。
 …ありがとう。お父さん。
 キキには分かっていました。  あの年老いた白鳥がキキのお父さんだったことを。
 キキの足下には、一本の真っ白い羽が落ちていました。  キキは、その羽を拾いあげました。  それは年老いた白鳥の羽でした。
 不思議なことに、キキの体からは羽がなくなっています。  そう、すっかり人間の体に戻っていたのです。
 近くから大きな拍手が聞こえてきます。そして、ライトが一斉について大テントの中はとても明るくなりました。   ピエロのロロと、団長がキキの近くにいて笑顔で拍手をしています。  そしてふたりは、泣き笑いをしながらキキを抱きしめました。
 キキの目からも涙があふれてきました。   涙をぬぐいキキが入ってきた大テントの窓を見上げると、年老いた白鳥が、じっとキキの方を見ていました。
   その白鳥は、キキを力づけるかのように大きな鳴き声をあげると海の方へと飛んでいきました。  それいらい、誰もその年老いた白鳥を見ることがありませんでした。
 キキは、サーカスのブランコ乗りに戻りましたが、やはり三回宙返りがせいいっぱいで四回宙返りは、どうしてもできませんでした。
   でも、町の人々は、まるで翼が生えたようにいっそう華麗になったキキの演技に満足して、その姿をうっとりとして見ています。  注意深くキキの姿を見ると、白い羽の髪飾りを付けています。
 キキは、この町に、そしてこの大テントに戻ってきたのです。  
 空中ブランコ乗りのキキが戻ってきたことで、人々のどよめきが、潮鳴りのように町中を揺るがして、その古い港町をふたたび活気づけました。  人々はみんな思わず涙を流しながら、辺りにいる人々と、肩をたたき合い大きくて、賞賛と喜び、そして驚きがこもっている拍手が鳴りやむことはありませんでした。

あたしの風

あの男性(ひと)がやってきたのは2学期の途中、そうです、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。   教室の大きな窓から吹き込んできた風のようにあのひとはやってきました。
 転校生でした。
本当に冷たい風のようなひとでした。  でも、あたしには、その風がとても心地よかったのです。   お風呂に入った後、お散歩に出かけた時に感じる風のように。  クラブ活動を終えた帰り道に、あの丘の上で感じる風のように。  遠足で行った高原で、あたしの頬を一瞬なでる風のように。  あのひとは、遠く遠くから風と一緒にやってきました。  この田舎町よりも、ちょっと都会だったようです。  クラスメイトも、そしてあたしも、その風が教室内で吹くことにためらいがありました。
 だって、  その風は、香りが違ったからです。
 その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
 その風は、少し湿っていたからです。
 でも、
 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。
いつもは優しいあたしのクラスメイトも、その風が教室に流れ込むことを許しませんでした。
   なぜでしょうか。
やはり、
 その風は、香りが違ったからです。
 その風は、ぬくもりがなくて冷たかったからです。
 その風は、少し湿っていたからです。
 あのひとが連れてきた風は、そのうち、すっかり弱々しい風になってしまいました。
 もう風ではなくて、教室にある普通の空気に混ざってしまい、あの香りはなくなってしまいました。  クラスメイトも、馴染めなかった新しい風が吹かなくなって安心しているようでした。
    3年生になっても、あたしはあのひとと同じクラスになれました。  もう、あのひとには、あたしの好きな風を感じることができません。
そして、その日は、突然やってきました。  やっぱり、2学期の途中、そろそろ秋の気配を感じる風が吹き始めるころでした。   朝のホームルームの時間に、あのひとは教室の前に立って、みんなに別れの挨拶をしていました。  あのひとは、やってきた時とくらべると全然元気がなくて、まるで空気が抜けた風船のようにしぼんでしまったように感じました。  通り一遍のあいさつが終わりました。  その時、あたしは、あの心地よい風を肌に感じていました。  だから、あたしは立ち上がって、開けっ放しだった教室の大きな窓を急いで閉めました。
   この風は、絶対にこの教室から出したくありませんでした。
 だって、  あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風に抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみたいと思っていました。
 あのひとは、そんなあたしの姿をちらっと見ると、大きなスポーツバッグを持って、ほとんど無表情で教室から出て行ってしまいました。
 あたしのことを、クラスメートが不思議そうに見ていましたけど、そんなことはかまいませんでした。  徐々に、あのひとの風が教室から消えていってしまいました。
 なぜだか説明はできないけれど、あたしは教室から出て、あのひとの後を追いかけました。  あのひとの姿はみえなくても、あのひとの後には、あの素敵な香りが残っていました。
 あのひとは、あの丘の上に立っていました。  そこには、強い風が吹いていて、あたしは今にも吹き飛ばされてしまいそうでした。   やっと、あのひとのそばにたどり着きました。  あのひとは、あたしに向かって言いました。  でも風が強くて、とぎれとぎれにしか聞こえてきません。
「ぼくの… 風はきみに… でも… ここから離れても… いつか…きみと… この風に気づいたら… いいかい?」
 あたしは、
「もちろんよ。あたしをあなたの風で包んでちょうだい。そして、一緒に連れていって。」
 こう言って、目を閉じました。  すると、風があたしの体をすっぽりと包んでいることに気がつきました。
 その時、
 あたしは、その風に優しさを感じていました。
 あたしは、その風にもっと長く抱かれてみたいと思っていました。
 あたしは、その風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみました。
 風がだんだん弱くなって、心地よい香りだけがあたしのそばに残っていました。  目を開いて見ると、あのひとはいなくて、丘の下、遠くの方で土埃が舞っているのが見えました。  それ以来、あのひとと連絡はとれていないし、どこにいるのかも分からなくなってしまいました。
 でも、あたしは時々、あの丘で風が吹くのを待っています。
 あのひとは、絶対にあたしを迎えに来てくれるはず。
 その時には、優しい風に抱かれて、そしてその風を思い切り吸い込んであたしの中に入れてみようと思っています。  あのひとは、それを許してくれるはずです。
   優しい風であたしを包んで、あなたの住む街に連れていって…。 

My Emotional Supports

好きな作品を集めてきました。

マイク・オールドフィールド初期の傑作
まだ見ぬ風景を見たい方へ
Incantations
Incantations

こんなコンサートはマイクにしかできません
まさしく尋常ではない盛り上がり
アート・イン・ヘヴン・コンサート ザ・ミレニアム・ベル-ライヴ・イン・ベルリン
アート・イン・ヘヴン・コンサート ザ・ミレニアム・ベル-ライヴ・イン・ベルリン

レムといえばこの作品
その世界に身を委ねてください
ソラリス
ソラリス

筒井作品としてはマニア度が問われるものです
筒井上級者?に薦めます
脱走と追跡のサンバ
脱走と追跡のサンバ

筒井康隆 七瀬シリーズ3部作
こちらはどなたでも楽しめます 1作読むごとに感動が増していきます 人間心理・家族心理への深い洞察
家族八景 七瀬ふたたび エディプスの恋人
家族八景
七瀬ふたたび
エディプスの恋人

ディックを読むと現実世界が急に危ういものになってしまいます
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

人生で必要なことはすべてここに書いています
毎日1ページでも読みたい本
7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった!

シベリウスのシンフォニー全集 第1番から第7番までのボックスセットです
母国のオーケストラによる演奏はシベリウスへの愛情が感じられます
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